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「無理をせずゆっくりとやりなさい」。王貞治ソフトバンク会長が李机浩(イ・ボムホ、29)に愛情たっぷりの忠告をした。 秋山監督や日本メディアが李机浩の守備力を指摘するなど冷たいムードの中で出てきた温かい言葉だ。
王会長は3日、宮崎IBスタジアムで練習中の李机浩を呼び寄せた。 左手で緩やかな曲線を描いた。 そしてすぐに手を垂直方向に動かした。 何を意味しているのか。 キャンプ序盤には無理せず自分のペースを守り、その後はシーズン開幕に合わせて最高調に持っていけというジャスチャーだった。
李机浩が頭を深く下げた。 「有難うございます」。王会長は微笑んで去っていった。 李机浩は好条件(最大3年・5億円)で入団した外国人選手だ。 14日から始まる練習試合とオープン戦から実力を証明しなければならない。
李机浩は王会長の一言にようやく笑顔を見せた。 球団の幹部が関心を持って愛情を見せてくれれば励みになるようだ。
李机浩はキャンプ開始と同時に、三塁手としての守備力を疑問視された。 ライバルの松田宣浩(26)に外国人強打者オーティズ(32)も三塁手候補だ。 また日本メディアがキャンプ初日の打撃練習を見て李机浩の長打力を疑っている。
李机浩を取り囲むやや冷たい雰囲気を解消してくれたのが王会長だった。 王会長は2日、李机浩の練習を見て「長打力があるので心配していない」と評価した。 スイングが大きく荒い感じがするが、実戦での対処能力が優れているという意味と解釈される。
王会長は06年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表の指揮官を務めた時から李机浩を見てきた。 昨年のWBCでも顧問を務め、成長した李机浩に会った。 李机浩の獲得にもある程度の影響力を行使したと伝えられている。 守備力と長打力を現場で確認しただけに、キャンプでの動きは心配しない、という意味と解釈される。
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