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「昨年、南北首脳会談実現するかもしれなかった」朝日報道

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
南北が昨年、シンガポール秘密接触を通じて首脳会談日程まで合意したが、以後、議題などをめぐる異見から会談はできなかったと日本の朝日新聞が4日報道した。新聞は韓国側関係者の言葉を引用、首脳会談の交渉過程を詳しく伝えた。

これによると任太熙(イム・テヒ)労働部長官と北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)朝鮮労動党統一戦線部長は昨年10月17~18日、シンガポールで会った。両側は2009年の特定日に首脳会談をすることで基本合意をした。先立って南北韓は昨年春から中国北京と上海などで何回も秘密接触をした。特に昨年8月、金大中(キム・デジュン)元大統領逝去時に訪韓した北朝鮮弔問団が、李明博(イ・ミョンバク)大統領に会い「関係が改善すれば首脳間会談が可能だ」とし、状況は緊張した。シンガポールで首脳会談日程が合意されはしたが、任長官帰国後、事情が変わった。基本合意内容のうち▽北朝鮮の非核化をめぐる部分があいまいな点▽北朝鮮が6カ国協議に復帰することが明文化されない点▽北朝鮮に対する食糧支援が首脳会談の前提条件として解釈できる--という点などが韓国政府内で指摘された。

韓国側はまた李大統領が首脳会談を終えて平壌から帰ってくる際、朝鮮戦争捕虜と拉致被害者10人を連れてこられるように北朝鮮に要求した。戦争捕虜と拉致被害者たちの帰還が実現すれば大規模食糧支援をするという意味も同時に伝えたが、北朝鮮側が難色を示した。


朝日は「この政権の支持率が上昇状況にあるが、6月地方選挙があるだけに、それ以前に南北首脳会談が実現するのではないかという見方も出ている」と付け加えた。





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