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囲碁アマ4段の許丁茂監督「韓国は強敵にも怖れないチーム」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



韓国サッカー代表チームの許丁茂(ホ・ジョンム)監督(57)は囲碁でもアマ4段の実力を持つ。2010南アフリカワールドカップ(W杯)出場を控えた許丁茂サッカーには、囲碁の戦略、心理戦、戦術把握がどんな形で溶け込んでいるのか。

先月末、許監督にインタビューを行った。囲碁という窓に映ったサッカーはどんな姿なのか。サッカーに囲碁の知恵が役立つのか。W杯16強という目標を達成するのためにどんな作戦を準備しているのだろうか。


--「知彼知己」は兵法の基本だ。しかし韓国の客観的な戦力はW杯B組に入ったアルゼンチン・ギリシャ・ナイジェリアの4チームの中で最も劣ると考えられる。ランキングの差も大きく、囲碁で言えば非常に悲観的な状況だ。海外のあるメディアは韓国の16強入りの可能性を10%以下と予想しているが、国内の雰囲気は全く違う。

「それがサッカーと囲碁の差だ。囲碁なら韓国はアルゼンチンに対して10戦10敗となる。しかしサッカーは意外性が大きい。碁石は自分の思い通りに碁を置けるが、サッカーは11人の選手がグラウンドで休まずに動き回る。瞬間の状況が90分間ずっと続く。それだけ変数も多くなる。どんな相手でも最初から恐れる必要はない」

--02年W杯の4強神話が印象深く残っている。最近の朴智星(パク・チソン)・朴主永(パク・ジュヨン)・李青竜(イ・チョンヨン)・奇誠庸(キ・ソンヨン)など海外組の活躍を見ると、こうした奇跡も可能だと感じたりもする。韓国がB組4チームでランキングが最も低いということは忘れてしまう。

「非常に印象深く残っている。ヒディンク監督の戦術が的中し、全体的にはホームで開催された大会だから可能だったと考えている。海外で開催されたW杯で韓国サッカーは1986年のメキシコW杯以降、わずか1勝しかしていない。06年ドイツW杯でトーゴに勝った。しかしここに答えが隠れている。たとえ外国で開催される大会でも、十分に準備し、心理的に安定し、自信に満ちていれば‘ホームアドバンテージ状況’を呼び込める」



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