ウクライナ政府が先月末、黒海沿岸南部ニコライエフ港に入港した北朝鮮船舶から大量の麻薬と武器を摘発したと日本のＮＨＫが３日、報道した。放送によると北朝鮮籍貨物船「チョンチョンガン」号の機関室などからは麻薬に使われる向精神性薬品（錠剤とカプセル）６００個以上が発見された。これとともに自動小銃１００丁と弾薬も発見された。船長は「アフリカ・ソマリアで、持っていた食糧と交換した」と主張した。この貨物船は抑留した。船長と乗務員は密輸の疑いで政府の調査を受けている。

先立って昨年１２月にはタイ・バンコクで北朝鮮制武器３５トンが積まれたグルジア国籍貨物機が摘発された。この飛行機にはＭ－１９８５・２４０ミリの多連装ロケット砲を含め、移動式地対空ミサイル、対戦車ロケット砲（ＲＰＧ）などが積載されていた。この貨物機の最終目的地としては飛行経路上にあったスリランカとウクライナを始め、イラン、スーダン、ミャンマー、パキスタンなどが挙論されている。