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【時視各角】「韓国、このままではG20の資格ない」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 2000年代に入って人類はニューミレニアム(New Millennium)の希望を膨らませていた。 しかし歴史の神は米同時テロという地獄を見せた。 21世紀の2度目の10年(decade)を始める時も人類は希望を抱いた。 経済危機の悪霊は消え始めた。 アップルのiPadが希望の先頭に立った。 しかし歴史の神は今度も例外なく地獄を見せた。 ハイチ地震だ。 西暦79年、ローマの都市ポンペイがあっという間に火山の灰に埋もれた。 2000年が過ぎたが、‘瞬間滅亡’は依然として人類のそばにある。

ハイチ地震は新たな種類の地獄だ。 その間、数万または数十万人の命を奪う自然災害は多かった。 近い歴史を見ても中国の四川大地震、ミャンマーのサイクロン、東南アジアの津波があった。 しかしハイチのように首都が潰れ、政府が崩れたことはなかった。 「陸が怖い」と言って人々が海に飛び込む例はなかった。 人間の生存意志までも脅かしたことはなかった。 ハイチは黒人奴隷の国だ。 たとえ貧しくとも、歴史の底から復活した人間勝利だ。 ところが、そのような歴史の凄絶な被害者を神がまた打ち叩いた。 人間の文明に対する神の呪いはなぜこのように過酷なのか。

その神に人間はただやられっぱなしになるしかないのか。 そうではない。 人類が報復できる道があるはずだ。 それはハイチの再建をもう一つの偉大な文明の進歩にすることだ。 人類の歴史で文明の進歩はすべての形態の圧制から人間を救うことだった。 1517年にドイツの神学者ルターは宗教改革を起こした。 免罪符という宗教の横暴から人間を救って近代を開いた。 米国の独立(1776年)とフランス革命(1789年)は王という封建圧制から人間を救い出した。 1863年にリンカーンは奴隷の解放を宣言した。 人種の圧制から人間を救ったのだ。 1893年にニュージーランドは世界で初めて女性に投票権を付与した。 性の差別から人間が解放され始めた。 1989年、ベルリンの壁が崩壊した。 共産主義から人間の自由精神が解放された。 2009年に黒人のオバマ氏が米国の大統領になった。 神が作った障壁を人間が押し倒したのだ。


しかしまだ進歩が遂げられていない陰がある。 西欧の殖民支配だ。 加害者は富国になったが、被害者は今でも貧困の中であえいでいる。 ハイチがその代表例だ。 今回のハイチ地震をきっかけに加害者が被害者を助ける特別基金を作ればどうだろうか。 「歴史補償基金」(Historical Compensation Fund)のようなものだ。 植民支配の被害国が災難にあった時、こうした基金で再建を支援すれば、人類の文明はもう一つの進歩を記録できる。



【時視各角】「韓国、このままではG20の資格ない」(2)

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