相次ぐジャンプミスで苦戦している浅田真央（２０、中京大）のためにライバル選手のコーチまでが動き出した。 全州（チョンジュ）で開催されている国際スケート連盟（ＩＳＵ）四大陸大会で、浅田と競争している鈴木明子のコーチが弟子のライバルにジャンプの要領を伝授した。

２９日（日本時間）のスポーツ報知は「４大陸大会ＳＰ１位の鈴木のコーチ、長久保裕氏が浅田のジャンプについて助言した。 弟子のライバル選手に忠告するのは異例だが、浅田のために今回は垣根を越えた」と伝えた。


長久保コーチは「回転数不足」判定を受けた浅田のトリプルアクセルについて「４５度ほどの回転がさらに必要だ」と指摘し、「ジャンプのバランスが崩れたのは浅田の身長がずっと伸びているため。 （成長期が終わる）２０歳が過ぎればよくなるだろう。 その時までは熱心に練習してこそ結果が出る」と分析した。 また「五輪まで２０日ほど残っているが、浅田の能力なら短期間でもジャンプの修正が可能だ」とし、落ち込んだ表情の浅田に勇気を与えた。