北朝鮮軍が2日連続で海岸砲など各種野砲で西海(ソヘ、黄海)全域に射撃しているが、他の武器体系は稼働していないと把握されている。艦艇の機動や短距離ミサイルの発射は観測されなかった。
北朝鮮が海岸砲発射という新しいカードを持ち出したのは、適当な武力デモの代案がないためとみられる。北朝鮮軍は最近、南北海軍間の交戦で惨敗している。99年の第1次延坪(ヨンピョン)海戦では先に射撃をしながらも警備艇が沈没させられるという屈辱を味わった。
北朝鮮海軍は2002年の第2次延坪海戦でも、奇襲作戦で韓国側の高速艇を沈没させたが、韓国よりも大きな被害を受けた。昨年の大青(デチョン)海戦でも北朝鮮海軍は大敗した。
このため北朝鮮海軍は韓国の艦艇を見れば「怖い」と話すほどだと、軍関係者は伝えた。南側の艦艇が北朝鮮に比べてはるかに優秀だからだ。南北艦艇の能力格差から艦艇を起動するのは容易でないと判断しているようだ。
北朝鮮が地対艦または艦対艦ミサイルで海上射撃をするのは海岸砲よりも状況が複雑だ。ミサイルは白リョン島(ペクリョンド)と大青島(テチョンド)東に設定された航行禁止区域に発射するには射程距離が長い。韓国側の海域に落ちる可能性もある。この場合南側から対応射撃を受け、事態が拡大する可能性がある。北朝鮮が望まない方向に進むということだ。
一方、海岸砲は制限された海上区域内への遠隔射撃が可能だ。北側水域に落ちれば南側は対応方法がない。その代わり射撃区域の航行禁止区域に南側まで含めておいて心理的な効果を極大化した側面もなくはない。
北朝鮮が海岸砲とともに長射程砲まで発射したのはこれと関係があると考えられる。長射程砲の射程距離にソウルをはじめとする首都圏の大半が含まれるからだ。また数百発の砲弾の中で1・2発を南側海域に落とし、緊張を高めながら韓国内部を混乱させる可能性もある。
今回の大規模な砲撃は海外輸出のための弾薬実験でもある。北朝鮮は旧ソ連製の武器が主流で、同じ種類の砲を保有する中東やアフリカに輸出が可能だ。北朝鮮は武器輸出に対する国際的な制裁の中でも秘密裏に販売を推進して、数回発覚している。
北朝鮮が海岸砲発射という新しいカードを持ち出したのは、適当な武力デモの代案がないためとみられる。北朝鮮軍は最近、南北海軍間の交戦で惨敗している。99年の第1次延坪(ヨンピョン)海戦では先に射撃をしながらも警備艇が沈没させられるという屈辱を味わった。
北朝鮮海軍は2002年の第2次延坪海戦でも、奇襲作戦で韓国側の高速艇を沈没させたが、韓国よりも大きな被害を受けた。昨年の大青(デチョン)海戦でも北朝鮮海軍は大敗した。
このため北朝鮮海軍は韓国の艦艇を見れば「怖い」と話すほどだと、軍関係者は伝えた。南側の艦艇が北朝鮮に比べてはるかに優秀だからだ。南北艦艇の能力格差から艦艇を起動するのは容易でないと判断しているようだ。
北朝鮮が地対艦または艦対艦ミサイルで海上射撃をするのは海岸砲よりも状況が複雑だ。ミサイルは白リョン島(ペクリョンド)と大青島(テチョンド)東に設定された航行禁止区域に発射するには射程距離が長い。韓国側の海域に落ちる可能性もある。この場合南側から対応射撃を受け、事態が拡大する可能性がある。北朝鮮が望まない方向に進むということだ。
一方、海岸砲は制限された海上区域内への遠隔射撃が可能だ。北側水域に落ちれば南側は対応方法がない。その代わり射撃区域の航行禁止区域に南側まで含めておいて心理的な効果を極大化した側面もなくはない。
北朝鮮が海岸砲とともに長射程砲まで発射したのはこれと関係があると考えられる。長射程砲の射程距離にソウルをはじめとする首都圏の大半が含まれるからだ。また数百発の砲弾の中で1・2発を南側海域に落とし、緊張を高めながら韓国内部を混乱させる可能性もある。
今回の大規模な砲撃は海外輸出のための弾薬実験でもある。北朝鮮は旧ソ連製の武器が主流で、同じ種類の砲を保有する中東やアフリカに輸出が可能だ。北朝鮮は武器輸出に対する国際的な制裁の中でも秘密裏に販売を推進して、数回発覚している。
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