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キム・ジャンフン、事故で中断したコンサートの“リベンジ”(1)

ⓒ JES/中央日報日本語版



最近、歌謡界に空前絶後といわれることがあった。いわゆる「リコール公演」だ。主人公は歌手キム・ジャンフン(43)。昨年末、安養(アニャン)室内体育館でPSY(サイ)と一緒に行った“ワンタッチ”公演中、クレーンが止まってしまう事故が起こると「きちんとコンサートをする」と述べ、17日、その約束を守った。残ったのは「借りを返した」という気持ちと1億ウォン(約776万円)の赤字。「70%以上の観客が再び来場し、初めて見たように盛り上がってくれて、とても胸がいっぱいでした」

“バラエティー公演”に対するキム・ジャンフンの執着は有名だ。「どうしてサーカスをするのか」といういやみさえ出るほどだ。しかし公演を見れば考えは変わる。レーザーショーに爆竹、2階客席まで届くクレーンと奇妙に踊るフライングステージ(動く舞台)まで用意された「ワンタッチ」は昨年末、最多観客を動員した。5月まで続く地方公演(30回)も全回売り切れだ。


「巨大なクレーンが目の前に近付いたとき、舞台の両袖から火花が散り、天井から花吹雪が落ちてきたとき、高齢者、主婦、会社員みな童心に帰ります。それが耐えられないくらいうれしい」

もちろん過程は容易ではなかった。公演インフラが劣悪な国内の状況で20年間戦い、悪口も言われた。元々体育館として設計された国内大型公演場の天井には照明をぶら下げる棒1つなかった。それなりの円形ステージを作るなんてもってのほか。

「漢江(ハンガン)に舞台を浮かべてみようと官公署へ行くと頭のおかしい人のような扱いを受けました。地方の公演場には電気施設さえなく、100メートル外から電気を引っぱって使わなければならなかった時もありました。文化コンテンツ時代? 言葉だけでしょう。まだ公演界にはなくすべき不便があまりにも多いです」



キム・ジャンフン、事故で中断したコンサートの“リベンジ”(2)

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