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持ち主の行動先読みする携帯電話、東芝が年内に発売

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
東京の会社員、田中徹さん(37)はこの秋に市販される多機能携帯電話の発売を指折り数えて待っている。この携帯電話が秘書に劣らず多くの面倒を見てくれると期待されるためだ。この携帯電話があれば田中さんの日課も完全に変わることになる。携帯電話の秘書役は朝家を出る時から始まる。

玄関を出れば携帯電話の画面に8時10分と8時17分という時間が表示される。最寄り駅から出る電車の時間だ。会社に行くには一度乗り換えなくてはならない。新宿駅に到着すると、今度は会社がある六本木に行く電車の時刻表が画面に現れる。8時30分と8時33分。田中さんは電車の時間がわかるため、急いで駆けていくべきか、ゆっくり歩いても大丈夫かを把握できる。時間がわからないときは無条件で急いで走らなければならなかった。もし電車が到着していれば運が良かったと乗り込み、乗り遅れたら次の電車を待たねばならなかった。しかし携帯電話に時刻表が自動で表示されればその必要はなくなる。

東芝はこのように携帯電話が持ち主の行動を予測して電車の時間や周辺の飲食店を自動で教えてくれる「行動予測携帯電話」を開発したと朝日新聞が27日に報道した。東芝はこれまでビデオカメラや次世代DVDなど先端家電製品開発を主導しており、電機電子分野で世界的な技術を確保している。


東芝は、最近全地球測位システム(GPS)や振動を感知する加速度センサーが内蔵された携帯電話が増えていることからアイデアを得て新製品を開発した。先端技術を加えてポケットや鞄に入れて歩くだけで持ち主がどんな状況にあるのかを携帯電話が自分で判断できるようにしたものだ。これにより昼休みになったらオフィス近くの飲食店リストを画面に転送するサービスも可能だ。





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