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韓国映画の興行のカギは30~40代の男性俳優らが握っている。
ソン・ガンホ、ソル・ギョング、キム・ユンソクらが主軸に選ばれる。これらはほぼ完ぺきな演技力と身を惜しまない熱演で「興行」保証付きの俳優に通じる。
年に約1編の具合でスクリーンに姿を見せるソン・ガンホは、08年「良い奴、悪い奴、変な奴」、09年「サースト」に続き、今年も「義兄弟」でブームの中心に立つ見通しだ。2月4日に公開する「義兄弟」は試写会以降、コミックと感動を兼備したと評価されている。ソン・カンホは劇中、情報機関・国家情報院の元職員役を演じ、北朝鮮から韓国に派遣されたが捨てられたスパイ(カン・ドンウォン)と一緒に暮らすことになる。
「公共の敵」シリーズと「海雲台(ヘウンデ)」で多くのファンを確保するソル・キョングも、スリラー「容赦はない」では、さすがだといわれた。大ヒットではなかったものの、ソル・ギョングの演技だけは圧巻だったという評価だ。「チェイサー」に続きハ・ジョンウとともにキム・ユンソクも、デビュー以来、長い無名時代があったが、いま脂がのっている。
一方、「グエムル~漢江の怪物~」「ビッグ・スウィンドル!」「いかさま師」などで韓国映画の「中興の祖」と言うべきビョン・ヒボンとペク・ユンシクらベテラン俳優はテレビに舞台を移した。ビョン・ヒボンはKBSテレビ(韓国放送公社)第2チャンネルの月火ドラマ「勉強の神」で伝説的な「数学の神」チャ・ギボン役を演じ、ペク・ユンシクは最近放送を終えたMBCテレビ(文化放送)の水木ドラマ「ヒーロー」に出演した。
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