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◆膨大な古典コンテンツ=同担当者は中国の国産ゲーム成功の理由を3つ上げた。▽ゲーム自体の競争力▽迅速で簡単なサービス▽中国事情に合わせたコンテンツ――だ。「『夢幻西遊』は中国の古典『西遊記』が背景だ。孫悟空などおなじみのキャラクターが登場し、伝統料理が登場するゲームを韓国が作るのは難しいだろう」と話す。また、「中国の膨大な古典から多くのアイデアを得た」という。
中国文化部がまとめた2009年版のオンライン白書によると、昨年のオンラインゲーム市場規模は258億元。2003年の年間20億元に比べ10倍以上成長した。中国の国産が占める割合も61.2%に達する。韓国コンテンツ振興院北京事務所のクォン・ギヨン所長は、「韓国の代表的ヒットゲームでなければ中国市場での競争は難しいほど」と話している。
◆5年以内に韓国に追いつく=中国は国内市場を超え、韓国まで狙っている。2007年にCJエンターテインメントが持ち込んだ「完美世界」などが好評だった。特に低仕様のパソコンでも稼働するウェブゲームは中国製がサービス量で先行する状況だ。
韓国の業界も緊張するまなざしだ。ネクソンのイ・ジェギョ広報理事は、「強大な資金力を持つ中国の大手メーカーが独自の開発力を強化し海外攻勢に乗り出せば、強力なライバルとなるだろう」とみている。実際に昨年の中国のオンラインゲーム輸出額は前年比47%の成長で、初めて1億ドルを突破した。「韓国のオンラインゲーム輸出額の15億ドルに5年以内に追いつく」――中国国家新聞出版総署副局長は豪語している。
韓国が育てた中国オンラインゲーム、「5年以内に韓国に追いつく」(1)
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