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【ニュース分析】北の「航行禁止」は大青海戦敗北の報復?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 北朝鮮が西海(ソヘ、黄海)の韓国側水域に航行禁止区域を設定したことで、南北関係への影響は避けられなくなった。海上境界線の北方限界線(NLL)を侵犯してくる北朝鮮に対し、政府が対応しなければならないからだ。昨年11月に大青(デチョン)海戦が発生した海域を対象にしている点も注目される。

今回の北朝鮮の西海航行禁止水域宣言は過去とは大きく異なる。何よりもNLL南側水域が初めて対象になった。昨年12月にNLL南側水域を「平時海上射撃区域」と宣言した延長線上にある。北朝鮮軍部が99年9月に主張した「新しい海上境界線」に基づき、NLL南側も北側水域であることを浮き彫りにしようという意図だ。

政府当局者は「強弱両面の最近の対南態度とは関係なく、NLLの無力化は続けるという北朝鮮の戦略を表している」と述べた。北朝鮮外務省が11日に平和協定会談を提案したのも、これと関係しているという分析だ。韓半島に不安定な停戦状態が続いているだけに、この協定の締結が避けられないという側面を浮上させる意図があるということだ。


高麗(コリョ)大国際大学院のキム・ソンハン教授は「北朝鮮のメッセージは米国を意識したものが全体の9割にのぼる。NLL問題は停戦体制を平和体制に転換しようという意図と関連している」と述べた。外務省が平和協定締結の議論を提案したが、反応がなかったため、NLL挑発で韓米の視線を引こうとしたということだ。



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