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【時論】新しいビジョンを開いた韓印関係(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 李大統領は人口12億人の巨大市場に対する韓国企業の進出基盤を固めるのに力を注いだ。 04年に55億ドルだった両国の貿易が08年には156億ドルと3倍に増えたが、今後の拡大余地は非常に大きい。 両国首脳は「2014年に貿易額300億ドル達成」というビジョンを設定し、1月1日に発効した韓印包括的経済同伴者協定(CEPA)の円滑な履行案を協議した。

また電力難と気候変動に対応するために原発の建設を意欲的に推進しているインドと民間原子力協力に合意したことで、今後20年間に1000億ドル以上と評価されるインド市場への進出のきっかけを作った。 先端科学技術分野でも実質的な成果を上げた。 宇宙技術の平和的利用のための了解覚書(MOU)締結で、今後活発な協力を期待することになった。 科学技術協力センターの設置は、インドがソフトウエアスーパーパワーという点で韓国先端研究の活性化に大きく寄与するはずだ。 世界レベルのインドのソフトウエアと韓国の先進ハードウエア技術が結びつけば、一緒に情報技術(IT)分野の新紀元を開いていけるだろう。

21世紀に入って世界経済の成長動力がアジアから創出されており、世界秩序の中心軸がアジアに移っている。 今回のインド訪問はこうした歴史的な流れに合わせたもので、昨年の東南アジア・大洋洲・中央アジア歴訪および韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議開催に続き、西南アジアでの‘新アジア外交’ネットワークを強化する契機になった。 こうした外交の地平拡大と質的成長を土台に、政府は‘グローバルコリア’の実現に向けて努力していくだろう。

【時論】新しいビジョンを開いた韓印関係(1)

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