インドは仏教の発祥地であり、マハトマ・ガンジー、そして詩聖タゴールを輩出した国として、私たちに馴染みのある国だ。 西暦４８年にインドの阿踰陀国の王女・許黄玉が加羅国の始祖・金首露（キム・スロ）王の王妃になったという説話があり、両国間にはすでに５－６世紀ごろシルクロード交易および仏教の伝播などの交流があった。 最近はインドの神秘や文化に魅了され、多くの人がバッグパック旅行をしている。

悠久の歴史と広大な領土を有するインドはもう‘眠れる象’ではなく、２１世紀の大国に生まれ変わっている。 ＢＲＩＣｓ（ブラジル・ロシア・インド・中国）のインドは、２０３０年ごろには米国と中国に続く世界３位の経済大国に浮上すると予想されている。 現在、購買力基準は世界４位でという評価を受けている。 インド経済はこの５年間、平均８％成長し、特に世界的な景気沈滞にも大きな影響を受けず底力を見せた。

李明博（イ・ミョンバク）大統領は韓国・インド関係の新しいビジョンを設定するためインドを国賓訪問中だ。 李大統領は今回の訪問でインドとの‘戦略的同伴者関係’を設定し、‘新アジア外交’のもう一つの核心軸を用意する成果を上げた。 今後、両国の協力範囲は経済・社会・文化を越えて政治・安保など全方向に拡大する見込みであり、インド共和国宣布記念日行事場の演壇にインド大統領と並んで立つ姿は、こうした両国関係の格上げを象徴的に見せた。

【時論】新しいビジョンを開いた韓印関係（２）