「トリプルアクセルを完成させる」。２０１０バンクーバーオリンピック（五輪）を控えた浅田真央（２０、中京大）の覚悟だ。

スポーツ報知など日本メディアは２６日、「浅田が‘ラッキープレイス’の韓国でトリプルアクセル完成を目指す」と報じ、浅田の発展に期待を表した。

◇‘諸刃の剣’トリプルアクセル


その間、浅田にとってトリプルアクセルは‘諸刃の剣’だった。 高難度技術であるだけに成功すれば高点数を得られるため、ＳＰに１つ、フリーに２つを取り入れて情熱を注いできた。 しかしその間、浅田のトリプルアクセルは不安定だった。

０９－１０シーズンにキム・ヨナとともに出場したグランプリ第１戦で浅田は最初のジャンプのトリプルアクセルで崩れた。 グランプリ第２戦も同じだった。 このためグランプリファイナル出場権さえ得られず、五輪出場自体が危ぶまれる状況になった。

にもかかわらず浅田がトリプルアクセルを捨てられないのはキム・ヨナ（２０、高麗大）の存在のためだ。 トリプルアクセルとループを除いたトリプル４種をプログラムに取り入れたキム・ヨナは最高レベルの芸術点まで受け、昨年２度も２００点台をマークした。 ‘必殺技’なしにキム・ヨナとの対決には勝てないという判断から浅田はトリプルアクセルに賭けている。

昨年１２月の全日本選手権を控え、浅田はトリプルアクセルを成功させるためにスケートのコースをやや変えた。 フリーのトリプルアクセル－ダブルトーループの位置は審判席の目の前だったが、これをリンクの反対側に変え、審判の目を意識せずにジャンプできるようになった。

また単独のアクセルはリンクのフェンスに向かって斜めに入っていくコースだったが、フェンスに衝突するような感じがあるため垂直に入っていくコースに変更した。



＜フィギュア＞浅田真央「韓国でトリプルアクセル完成させる」（２）