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韓国の基礎技術+インドの先端科学で‘ウィンウィン’

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 李明博(イ・ミョンバク)大統領のインド訪問のターゲットは‘市場購買力世界4位’である12億人のインド市場だ。インドと「戦略的パートナー関係」を結ぶのは韓国が世界で9番目となる。これまでの8カ国は国連安保理常任理事国(米国・英国・中国・ロシア・フランス)と日本・ドイツ・カザフスタンにすぎず、インドは外交関係の格上げに慎重な姿勢を見せてきた。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は25日(以下、現地時間) 、「戦略的パートナー関係を結んだのは、インドが韓国との協力の必要性を切実に感じているという傍証だ」と述べた。

すでにインドは日本や中国、EU(欧州連合)より先に韓国と自由貿易協定を締結している。今月1日に発効した両国間の「包括的経済パートナー協定」(CEPA)がそれだ。


李大統領は今回の訪問を、韓国の基礎技術とインドの先端科学を結びつける経済協力拡大の起爆剤として活用する方針だ。このため青瓦台は政治的な意味よりも経済的な意味を重視している。

25日の会談では原発輸出のきっかけも用意された。インドに原発を売るには両国政府間の原子力協定の締結が必要だ。今回の首脳会談を契機に協定締結のための協議が始まのだ。

青瓦台の関係者は「インドの原発事業の受注は公開的な競争よりも指名入札または単独指名方式で行われる」とし「原子力協定の締結までは時間がかかるだろうが、協定さえ締結されれば進出は速やかに進むだろう」と期待した。

これに先立ち李大統領は韓・印CEOフォーラム昼食会演説でも「(韓国原発は)性能も良く安全性も高い」とし「私は韓国原発1・2号基の建設の際、主導者の一人だったので誰よりもよく知っている」と広報した。インドは2030年までに約40基の原発を追加で建設する計画だ。

会談で李大統領は「ポスコが製鉄所を建設すればインドのオリッサ州は巨大な産業都市で生まれ変わるだろう」と述べた。シン首相はこれに対し「支障なく推進するように支援する」と答えたと、金恩慧(キム・ウンヘ)青瓦台報道官が伝えた。

また李大統領は「空路がつながってこそ両国国民の心が開かれる」とし、航空協定の改正を要請した。ワイブロ協力拡大と海運協定締結、二重課税防止協定、さらにインドの空軍訓練機に韓国の基本訓練機KT-1が選ばれるようにしてほしいという要請もし、シン首相から前向きな回答を受けた。

シン首相はタゴールの詩を引用しながら「韓国の光は21世紀の東アジア時代にさらに輝くだろう」と述べた。李大統領は「インドとの価値共有は両国発展の原動力になるはずだ」とし「両国はより大きなアジア、より大きな市場を作り出せる」と答えた。



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