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ウォン高傾向、株式低評価…「バイコリア」の魅力(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 昨年韓国株式市場で買い越し額が32兆ウォンにのぼった外国人が、今年、利益を確定すると心配している人も多い。米国が金融規制案を発表した直後の22日、外国人が韓国株式市場で株式と先物を大量に売りに出した。しかしそれは一過性に終わった。

エマージングマーケットに投資する外国人のポートフォリオで韓国は依然として比重拡大の対象となっている。韓国に投資する4大ファンドの一つ、グローバル・イマージング・マーケット(GEM)ファンドが一つの例だ。GEMファンドの韓国の比率は比較対象のモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)EMの韓国比率に比べて1.44ポイント小さい。

韓国が昨年のフィナンシャル・タイムズ・ストック・エクスチェンジ(FTSE)先進指数入りに続き、今年はMSCI先進指数に含まれるという期待感も高い。MSCIの資金がFTSEの3兆ドルよりも多いという点で、外国人の中長期需給補強に非常に肯定的なイベントになる可能性もある。


韓国は出口戦略による負担もそれほど大きくない。米国よりも先に韓国が出口戦略に入るという見方があるが、それは韓国の景気が相対的に速いペースで回復しているという傍証だ。すなわち、堅調な国内経済指標、ウォン高傾向、利益が多く効率性が高いものの株価が低評価された韓国企業の魅力は、韓国株式市場を浮上させる要因となる。

最近、中国の緊縮に対する懸念などから、韓国の株式市場で外国人の資金需給がしばらく不安定になったりもした。しかし今は韓国株式市場に対して自信を持ってもよい時期だ。

張寅煥(チャン・インファン)KTB資産運用社長



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