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ウォン高傾向、株式低評価…「バイコリア」の魅力(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 最近、米国の金融規制案の発表で調整局面に入ったが、1月の韓国の株式市場は堅調に推移した。今年1年間はこうした流れが続く可能性が高い。韓国株式市場が外国人にとって依然として魅力的だからだ。

まずドルキャリートレードが続く公算が大きい。昨年末、ドバイショックとギリシャ国債格下げの後、ドルが一時反騰した。しかし失業者があふれる状況で米国がすぐに利上げするのは難しい。ドル安や低金利などドルキャリートレードを招く条件は短期間では変わらないということだ。

ドルが米国よりも経済が厳しい欧州・日本行きを選ぶはずはない。行き先はエマージングマーケットだ。その中でも通貨の値上がりが予想されるところだ。投資収益に為替差益まで享受できるからだ。そうなると輸出を基礎に今年ウォン高が予想される韓国が最も適している。


企業の価値もエマージングマーケットの中で韓国が最も魅力的だ。何よりも利益増加率が非常に高い。昨年、韓国企業の1株当たり純利益(EPS)は前年比53.8%増加した。台湾(46.1%)・中国(14.7%)・米国(1.3%)を大きく上回った。今年は34%増が予想される。にもかかわらず韓国の株価収益比率(PER)は10.3倍と、エマージングマーケット平均(12.8倍)より低い。

さらに負債比率は世界企業の中でも低いほうだ。投資設備に対する売上高は非常に高い。仮に景気がまた沈滞しても、韓国企業は危機の中で‘勝者効果’を享受できるということだ。



ウォン高傾向、株式低評価…「バイコリア」の魅力(2)

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