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【グローバルアイ】米国で広がる禁煙法(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 先日、ノースカロライナ州に行った。 レストランに入ろうとしたところ、数人の客がレストランの前でたばこを吸っていた。 レストラン側は喫煙席か禁煙席かを尋ねてこなかった。 今年から州内のすべてのレストランやバーで禁煙となったからだ。 かつてこのレストランはたばこ工場の事務所だった。 レストランの壁に飾られたたばこ工場時代の白黒写真の間に「禁煙」(No Smoking)という文字が書かれていた。

ノースカロライナ州の禁煙法は米国全体でレストランが29番目、酒場が24番目となる。 早いほうではないが、最大のたばこ産地という点を考えればその意味は大きい。 ノースカロライナ州は昨年7億ドル分(約9000億ウォン)のたばこを生産した。 米国全体の半分に相当する。 農家の所得の30%以上を占めていた。

それだけに禁煙法の制定は論争を招いた。 レストランとバーは「そうでなくても不況なのに店がつぶれてしまう」と声を上げた。 たばこ会社のロビー活動も激しかった。 しかし「間接喫煙から非喫煙者を保護する」という名分が上回った。 マルボロ工場があるバージニア州も似た過程をたどって先月から禁煙となった。 ワシントンDC市議会は先週、「建物周辺は禁煙」という表示を建物主は設置できる、と決議した。


公共場所の禁煙だけではない。 自由の国といわれるが、基礎秩序関連法が多く、そのうえ非常に厳格だ。 各州の間に差はあるが、多くの州でたばこを吸いながら歩いたり、酒に酔って歩く行為が禁止されている。 深夜12時が過ぎれば酒を売買できない。 植物を採ったり魚を獲ったりしてもいけない。 バージニア州義会では「ズボンがずり落ちないように着て外出する法」をめぐり論争があった。 お尻が見えるようにズボンを履けば嫌悪感を与えるという意見と行き過ぎた規制だという反対論がぶつかった。



【グローバルアイ】米国で広がる禁煙法(2)

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