LGグループが創立以来最大規模の野心あふれる投資計画を発表した。今年1年間に設備投資11兆3000億ウォンと研究開発投資3兆7000億ウォンの合わせて15兆ウォンを投資するというものだ。これは昨年のLGグループの総投資額11兆7000億ウォンより28%多い。われわれはLGグループの果敢な先制的投資がLGグループの飛躍的発展はもちろん、韓国経済の回復と中興の信号弾になると期待する。
企業の投資決定は短期間の収益を目標として立てるものではない。未来に対する明確なビジョンと確固とした戦略が立つときに初めて大規模投資を決心することができる。LGグループの具本茂(ク・ボンム)会長は新年あいさつで「5年、10年後を見据えて事業構図を主導的に変えられる基盤技術を育成し、未来に対する準備を加速化すべきだ」と強調したことでこうした未来ビジョンと推進戦略の一端を示した。今回のLGグループの投資計画が未来の新成長動力部門に集中した点がこれを傍証する。設備投資の半分以上が液晶パネルライン増設と発光ダイオード(LED)チップ、太陽電池、ネットワークの高度化、移動通信、デジタル融合事業事業など、先導技術事業に集中投入される。またR&D投資も二次電池、スマートテレビ、3Dテレビ、多機能携帯電話、バイオシミラーなど5~10年後の市場を先取りできる最高の技術開発に焦点を合わせている。われわれは今回のLGグループの投資計画こそが過去の実績に安住せず世界的な企業へと生まれ変わろうとする変化の挑戦精神の発露だとみる。
設備投資には常にリスクがともなう。しかしそうしたリスクを押し切らずに発展を期待することはできない。また国民経済の再生と雇用創出は大企業の積極的投資なくしては不可能だ。こうした点から大規模な先制的投資はこれに堪えられる大企業だけができる特権であり使命だ。LGグループは今年、国内の大企業で初めて果敢な投資構想を出したことで模範的大企業の面貌を見せた。LGの投資計画を契機に挑戦的な企業が精神と進取的な投資意欲が他の大企業にも拡散することを望む。
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