◇世界各国がうらやむ経済…他の分野は

韓国はグローバル金融危機以後、経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）国家のうち最も速い回復傾向を見せ、まだ不況に苦しむ国からうらやましがられている。

しかし世界がうらやむのは経済分野にとどまっている。 ジョン・ウォーカー韓国マッコーリーグループ会長は「韓国は経済的にはすでに先進国だが、政治・社会分野では惜しまれる部分が多い」とし「国の地位だけでなく市民の品位も高めるべきだ」と指摘した。


国策研究機関の韓国開発研究院（ＫＤＩ）は０７年、韓国の法秩序順守指数はＯＥＣＤ３０カ国のうち２７位、と明らかにした。 ＯＥＣＤ平均を維持するだけでも韓国経済は毎年１％（年間８兆ウォン）ずつ追加成長したはずだという声も説得力を得ている。

政治分野の改革も急がれる。 米国の外交専門誌フォーリンポリシーは「韓国国会の乱闘劇は世界最高」と冷やかしたことがある。 国会から過激なイメージを捨てて、法秩序の中で原則と信頼を守る姿を見せなければならない。

◇韓国型先進国が注目される理由は

韓国は昨年、ＯＥＣＤの開発援助委員会（ＤＡＣ）に公式加盟した。 援助を受ける国から与える国に変わった世界最初の例となったのだ。 通貨危機や金融危機を克服しながら、開発途上国が先進国になる過程で経験しうる試行錯誤に対するノウハウも確保した。

周辺国が韓国に望むのは単なる経済支援だけではない。 先進国を夢見る開発途上国にノウハウを伝授し、メンター役を担う「より大きな大韓民国」になることだ。



【コラム】Ｇ２０核心メンバーになった韓国（１）

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