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がけっぷちから復活を準備中の李承燁(イ・スンヨプ、34、読売)の表情が明るくなった。昨年の悩みを払拭し、新年に入って新たなスタートラインに立ったようだ。大邱(テグ)のジムで自主トレ中の李承燁は基本から固めている。リラックスしながら練習を一つずつ進めている。
◇腹筋の強化+ティーバッティング
李承燁は毎日、午前9時に起きて家を出る。30分ほど走ればジムに到着する。10時から2時間は体力トレーニングが行われる。
オ・チャンフン・ヘルスクラブ館長は「今年の冬は腹筋の強化に多くの時間を使っている。数年間ウェートトレーニングをしてきたので、李承燁の部位別筋力は十分だ。今年は下半身と上半身の筋力を連結し、力のバランスを合わせるために腹筋のトレーニングに焦点を置いている」と伝えた。
午後には技術練習を行う。キャッチボールをした後はバットを握るが、ティーバッティングに専念する。体が完成していない状況でフリーバッティングをするとフォームが崩れるからだ。技術的にも慎重に進めていく姿勢だ。
◇がけっぷち、むしろ気楽
李承燁の明るくなった表情からは希望が感じられる。周囲の状況が良くなったのではない。開幕戦出場も不透明なほどチーム内での地位は最悪だ。しかし李承燁の心理はすでに絶望を乗り越えている。さらなる後退の余地がないがけっぷちにいるため、むしろ気が楽だという。
李承燁は「昨年末は表情があまりにも暗く、多くの人を心配させた。今年で読売との契約が終わる。‘生きるか死ぬか’という考えはあるが、現実を認める」とし「だめなら仕方がないと考えると意外に気が楽になった。顔の表情も野球が好調な時のように変わった」と笑顔を見せた。
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