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世宗市に「国際科学ビジネスベルト」建設

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



世宗(セジョン)市が韓国国際科学ビジネスの拠点都市に育成される。 その間、入居の話が出ていた基礎科学研究院と重イオン加速器、さらに国際科学大学院、先端融複合センターまでが建設されるなど、基礎科学を発展させて産業波及効果を高めようという青写真が出てきた。

教育科学技術部は11日、3兆5000億ウォン(約2900億円)を投じて世宗市に「国際科学ビジネスベルト」(以下、科学ベルト)を建設するという計画を発表した。 金重賢(キム・ジュンヒョン)第2次官はソウル世宗路(セジョンノ)庁舎でこうした内容を発表し、「世宗市の都市基盤計画が完成したので、すぐにも科学ベルトの建設に着手できる」と明らかにした。


これは科学技術界の立場では、1960年代の韓国科学技術研究院(KIST)設立、80年代の大田(テジョン)大徳(デドク)研究団地建設に次ぐ第3の歴史として受け止められている。

◇どう造成されるのか=世宗市内の330万平方メートル(100万坪)の敷地に仮称「世宗国際科学院」を建設し、その傘下に基礎科学研究院、重イオン加速器、国際科学大学院、先端融複合センターを置く。

世宗市と近隣の大徳研究団地、忠清北道(チュンチョンブクド)五松(オソン)・梧倉(オチャン)先端複合団地と有機的に連結できるよう2015年までに建設する計画だ。 最終的には産学研の協力で「韓国版シリコンバレー」に育成するという構想だ。

科学技術政策研究院は、科学ベルトが20年間で韓国経済に212万人の雇用効果と約236兆ウォンの生産誘発効果をもたらす、と推定した。 基礎科学研究院は、失敗のリスクが大きい長期的な基礎技術プロジェクトに主に取り組む。

ここに所属する研究組織の半分は全国の大学と研究所に散在し、開放的な研究システムを構築することになる。 重イオン加速器は円形のヨーロッパ粒子物理研究所(CERN)の加速器とは違い、直線型で建設される。 宇宙の起源や新素材の探求など従来の加速器では難しい研究も可能だ。

定員1800人の国際科学大学院は優秀理工系人材が集まるよう、先端基盤施設・教育課程を備えることにした。 国際拠点を目指すだけに教授と学生の30%を外国人で満たす計画だ。 先端融複合研究センターは国内の大学・研究機関の研究力を集結し、世界的な研究成果を出す中心センターに育成する。 常駐研究員をできるだけ減らし、他の研究所と大学から派遣された客員研究員を中心に運営する予定だ。



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