燃費３８キロに減税・補助金

トヨタ自動車のハイブリッド車「プリウス」が昨年、日本で初めて新車販売１位になった。日本自動車販売協会連合会によると、昨年「プリウス」は前年比で３倍近い２０万８８７６台が売れた。０８年の１０位から一気に１位に浮上した。燃費が最高３８キロであるうえ、日本政府が積極的に税金を減免し、補助金を増やしたからだ。減税と補助金で２５万－４０万円ほど安くなる。

自動車会社もハイブリッド車の販売に力を注いでいる。トヨタは昨年５月、価格を３０万円引き下げた２０５万円の新型「プリウス」を出した。レクサス専門売り場を除いたすべての販売店で「プリウス」を扱ったのも販売増加につながった。


ホンダが昨年２月に出した１８９万円（最低価格）のハイブリッド車「インサイト」も９万３２８３台が売れ、販売順位８位になった。昨年のハイブリッド車の新車販売台数は前年比で約２４万台増えた３４万７７２９台だった。乗用車全体に占める割合も８．９％に達した。

これを受け０８年まで５年連続で１位だったスズキの「ワゴンＲ」（２０万１５２８台）は２位となった。３位はダイハツの「ムーヴ」、４位はホンダの主力小型車「フィット」だった。トヨタの「パッソ」も前年比３６％増で７位に入り、燃費のよい小型車が上位に並んだ。



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