年初から三星(サムスン)電子の株価が上昇している。この傾向が続けば過去最高値も突破する勢いだ。一部では年内に100万ウォンの株価を記録するとの見方もある。証券会社は相次いで目標株価を引き上げており、期待を高めている。
三星電子の株価は5日終値基準で前日比1万3000ウォン(1.61%)高の82万2000ウォンを付けた。3営業日連続での値上がりだ。同日の取引時間中には一時昨年9月22日に記録した過去最高値の82万9000ウォンに届いていた。
これにより昨年8月から出ている株価100万ウォンの大台乗せへの見通しも力を増している。FNガイドによると、国内証券会社29社のうち、三星電子の目標株価を100万ウォン以上にしている会社はすでに11社に達した。最も高いのは120万ウォンを付けたKB投資証券だ。直近では有進投資証券が5日に目標株価を94万ウォンから106万ウォンに引き上げた。同社のアン・ソンホ研究員は、「三星電子は今年15兆ウォンを上回る過去最大の利益を記録するだろう。半導体や液晶パネルで1位の三星電子の株価上昇余力は十分だ」と分析した。
しかし、100万ウォンの大台に乗せるのは容易ではないという慎重論もある。新栄証券のイ・スンウ研究員は、「いまはパソコン需要のためDRAM価格が良好だが、日本、米国、台湾の半導体メーカーが増設を終える下半期にどうなるかは断言できない」として目標株価を95万ウォンとした。下半期に入り各国政府が市中に放出した資金の回収に乗り出す場合、パソコンと携帯電話端末の需要が落ち込む可能性もあるという分析だ。
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しかし、100万ウォンの大台に乗せるのは容易ではないという慎重論もある。新栄証券のイ・スンウ研究員は、「いまはパソコン需要のためDRAM価格が良好だが、日本、米国、台湾の半導体メーカーが増設を終える下半期にどうなるかは断言できない」として目標株価を95万ウォンとした。下半期に入り各国政府が市中に放出した資金の回収に乗り出す場合、パソコンと携帯電話端末の需要が落ち込む可能性もあるという分析だ。
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