「アイリス」のワンシーン |
イ・ビョンホンがKBS演技大賞グランプリを受賞し、庚寅年の新年を明るく迎えた。
イ・ビョンホンは「オールイン」以来6年ぶりのドラマ出演となった「アイリス」で、この日の授賞式をしめくくり、感動の瞬間を演出した。
最近、私生活関連でニュースの多い彼だったが、この日は「スパイヒョンジュン」として復活し、最高の日を満喫した。
イ・ビョンホンの受賞は多くの角度から意を見出すことができる。まず地上波3社の中で今年いちばん多くのヒット作を出したKBSで、イ・ビョンホンが競争作をすべて弾き出した格好になった。KBSは今年「花より男子」を含め「千秋(チョンチュ)太后」「結婚できない男」「怪しい三兄弟」「ソル薬局の息子たち」「アイリス」など、高視聴率をマークしたドラマを多く放送した。SBS、MBCと比べヒットドラマが多かった。こんなドラマ豊年を迎えたKBSで、イ・ビョンホンが「アイリス」をランドマークドラマにするのに功績を挙げたのだ。
2つ目は、デビューしたKBSに錦を飾ったこと。イ・ビョンホンは1991年、KBSドラマ「風花は枯れない」でデビューし「アスファルト我が故郷」(91)「太陽が昇る日」(92)「別れの来ない朝」(92)で演技の基礎を堅めた。彼の出世作といえるユン・ソクホプロデューサーの「明日は愛」(92)もKBSの作品だった。翌年出演したKBS「野菊」は、映画「甘い人生」と「アイリス」へと続くキム・ヨンチョル氏との初めて出会いとなった作品だ。
イ・ビョンホンは94年、チェ・ジンシルと共演したSBS「愛の香り」の前まではKBS専属俳優として活動し、「愛の香り」を契機に「アスファルトの男」(95)「美しい彼女」(97)「白夜」(98)「happy together」(99)「美しい日々」(01)「オールイン」(03)などを通じてSBSに活動領域を広げた。おもしろいのは彼がMBCとは1作も縁がなかったという事実だ。
一方、時差があるだろうが、イ・ビョンホンの大賞受賞が最近の私生活関連の問題で読点あるいはピリオドの役割をしてくれるという見方もある。イ・ビョンホンと元恋人のクォンさんの訴訟を担当するソウル地検刑事7部は、現在、双方の立場の違いを確認し、ある程度実体的真実を把握しているものといわれている。匿名の検察のある関係者は31日「相変らず双方の主張が食い違うが、一部で疑わしい点を見つけ、1月中旬ごろ、捜査結果を発表することができる」と述べた。
イ・ビョンホンも自分を心配してくれるファンと知人たちに「時間が経てばすべての真実が明らかになる。そのときまでは感情的な対応を慎んでほしい」と検察捜査に自信を見せた。
イ・ビョンホンはこの日、1、2部でキム・テヒとベストカップル賞とネチズン賞まで受賞し、3冠王となった。「チョン・ジュノ、キム・ソヨンさんのおかげでキム・テヒさんとカップル賞をもらえたようだ。2人のおかげで私たちが輝くことができた」とし、ネチズン賞を受賞した後にも「ドラマを支持してくれた視聴者の方々に感謝する。ドラマで、自分を英雄に仕立ててくれた脚本家のキム・ヒョンジュンさんにも感謝する」と述べた。
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