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李御寧(イ・オリョン)元文化部長官が、産経新聞の黒田ソウル支局長がビビンパを「羊頭狗肉」と表現したことに対して反論した。
李元長官は30日、MBC(文化放送)ラジオ「孫石熙(ソン・ソクヒ)の視線集中」に出演し、26日付の産経新聞に掲載された「ソウルからヨボセヨ ビビンバはつらい?」という外信コラムでビビンパを例に挙げながら「韓食のグローバル化」に疑問を表示した黒田支局長の意見に反論した。
黒田支局長はこのコラムで「ご飯の上に野菜や卵などいろんな具が美しくのって出てくるが、それを食べるときは猛烈にかき混ぜ、正体不明のものをスプーンですくって食べる」と書いた。また「羊頭狗肉」という表現を使って侮蔑した。
李元長官は「韓食でビビンパを度々取り上げるのは韓国文化の神髄だからだ」とし「むかし立春になると五葷菜といって香りの強い野菜を王が与えた。 臣下に、民に、色は違っても一つに固まれという意味があった」と説明した。 「お互い異なる五色を使って混合させ、混合の思想、自分と違う異質のものを調和させる」という意味が込められているという説明だ。
また李元長官は「洋食は一つの皿の料理を食べた後、また別の料理を食べるという独立的なものだが、韓国は一緒に混ぜて食べながら個別の味と調和した味をともに楽しむ。 音楽でいう独奏と交響曲の差のようなものだ」と例えた。
こうした批判が出てきたことに対し、「どんな意見でも参考にしなければいけないが、適切ではないようだ」とし「世界でもこのように混ぜて食べる料理が少ないため、文化の差からそういう批判が出てきたようだ」と解釈した。
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