北朝鮮の咸鏡南道新浦市琴湖(ナムギョンナムド・シンポシ・クムホ)地区の軽水炉資材・装備無断搬出は、韓国および国際社会との合意を正面から違反した行為だ。北朝鮮が対北軽水炉建設事業を推進した韓半島エネルギー開発機構(KEDO)から工事を受注された韓国側の会社が運用した455億ウォン(約6億円)分の物品を何の通報もなく奪ったためだ。特に軍事的転用を懸念し、徹底的に管理してきたクレーン・掘削機など重装備と大型ダンプトラックが含まれている点が懸念されると政府側は説明する。ある当局者は「2006年10月と今年の5月、北朝鮮の核実験時の軽水炉から抜き取った資材・装備が利用されたという疑惑が一部で挙げられた」と伝えた。
関係当局は2006年1月、韓国側が軽水炉建設現場から完全撤収した直後から北朝鮮から無断搬出され始めた情況をとらえていたという。しかし当時、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府はこの問題を秘密にし、李明博(イ・ミョンバク)政府も問題視しなかった。関連装備は中途下車した軽水炉事業の精算過程で、売却を通じ損失補てんに使われなければならない資産だ。しかし北朝鮮が一方的に持って行ったため、韓国民の税金だけ無駄になってしまった。
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