これによると北朝鮮当局は、混乱が広がると新旧貨幣の交換限度を最近1人当たり50万ウォンまで引き上げた。当初10万ウォンだった交換限度は15万ウォン、30万ウォンと相次いで引き上げられたのに続き、当初の5倍の50万ウォンにまでなったというのだ。これは最初の限度だった10万ウォンでは米ドル貨幣との実質交換額が10ドルにも及ばず、北朝鮮全域で住民たちの不満が出始めたからだ。
北朝鮮当局はデノミネーション以後、新貨幣体制の不安が拡散すると、国営商店に定価販売を指示した。これらの国営商店では1キロ基準でコメ44ウォン、豚肉45ウォン、豆12ウォンと価格が表示された。しかし国営商店で商品を購入できないと、闇市場で定価の5~120倍の価格が成立するなど、物資と生産不足による慢性的インフレーション(物価上昇)で、デノミネーションの効果は急速に消失しているというのだ。朝日新聞は銀行員出身のある脱北者の言葉を引用し「北朝鮮では資産規模が把握されることを懸念して、銀行にお金を預ける人がほとんどいないため、富裕層が大きな打撃を受けた」と伝えた。
北朝鮮当局はデノミネーション以後、新貨幣体制の不安が拡散すると、国営商店に定価販売を指示した。これらの国営商店では1キロ基準でコメ44ウォン、豚肉45ウォン、豆12ウォンと価格が表示された。しかし国営商店で商品を購入できないと、闇市場で定価の5~120倍の価格が成立するなど、物資と生産不足による慢性的インフレーション(物価上昇)で、デノミネーションの効果は急速に消失しているというのだ。朝日新聞は銀行員出身のある脱北者の言葉を引用し「北朝鮮では資産規模が把握されることを懸念して、銀行にお金を預ける人がほとんどいないため、富裕層が大きな打撃を受けた」と伝えた。
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