|
「今年いちばん意味深い賞ですか。やはり新人賞ですね。賞金王と今年の選手賞も貴重ですが、新人賞は一生に一度しかもらえない賞ですから」--。
今年のLPGAツアー賞金王と新人賞を獲得後、帰国して国内で休息を取っている申智愛(シン・ジエ、21、ミレエセット)は24日、ソウル市内のホテルで開かれた記者懇談会で、シーズンを終えた感想と来年の計画を打ち明けた。
「ゴルフを始めて、こんなに長く休んだのは初めてです。5日に終わった韓日女子プロゴルフ対抗戦以後、一度もゴルフクラブを手にしていません。ゴルフクラブどころかゴルフバッグのカバーもそのままです」
申智愛はスティーブ・マックライ氏らオーストラリアのコーチングスタッフの助言でゴルフクラブに手もつけず、休息を取っていると説明した。
「スイングコーチが言ったんです『お前はロールスロイスだ。ロールスロイスは何カ月間始動させなくても故障しない。冬のトレーニングを始めるまではほかのことは考えずにゆっくり休め』と。アニカ・ソレンスタムが長くプレーできたことも、冬にはトレーニングをしないでゆっくり休んだおかげだとか」。
申は来年1月3日、オーストラリア・ゴールドコーストに出発し、6週間の冬の訓練に入る計画だ。申は「来年はLPGAツアーに専念する」と明らかにしている。「韓国や日本で頑張ることも重要だが、次は米国の舞台で1位をとることが、ファンが望むことだと思う」と述べた。そのため来年はLPGAツアー24大会のうち23大会に出場し、国内と日本ツアーは1大会だけ出場する予定だ。
妹のジウォンさん(19)がソウル大学に合格し、二重の喜びをかみしめる申智愛は「あまり残ってない休みを家族と一緒に過ごします」と述べ、明るく笑った。
この記事を読んで…