１０月２５日、ソウルＡ高校に在学中のＬ（１６）はメッセンジャーに接続すると、「友人として登録してほしい」というメッセージが到着していた。学校の友達だと思ったＬはこれに応じ、相手の画像チャット要請を承諾すると、画面には突然、性器が表れた。‘サイバー露出狂’だった。驚いたＬは学校で自分が体験したことを話すと、「自分もやられた」という友人がいた。Ａ高校だけで約１０人の被害者がいた。

捜査に入ったソウル中部警察署は２２日、Ｆ（３０）を拘束し、性暴力特別法（通信媒体利用淫乱）違反容疑で逮捕状を請求した。警察が調べた結果、Ｆは昨年１月から今年１１月まで約６０人を相手に性器を見せてきたことが明らかになった。Ｆが犯行に利用したメッセンジャーＩＤは８個で、すべて他人の住民登録番号を盗用していたと、警察は説明した。

Ｆは０７年にも女性に電話をかけて淫乱行為をした容疑（性暴行特別法違反）で執行猶予２年を言い渡されていた。