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三星・LGとタッチフォン商談中、米シナプティクス

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



アップルの専売特許のようになっているマルチタッチ機能の携帯電話機が来年にも三星・LGも発売できるようになるとみられる。世界的なタッチスクリーン専門メーカーのシナプティクスのトム・ティアナン社長は18日、ソウルのシナプティクス・コリアで記者らと会い、「三星電子とLG電子を含む主要顧客企業に革新的な静電式タッチスクリーン『フューズ』を紹介するため訪韓した」と述べた。静電式は指の静電気を感知するタッチ方式だ。

ティアナン社長は、「韓国の携帯電話メーカーは新たな技術を使った先端端末機を作るのに情熱的で、フューズについても大きな関心を見せた」と話した。「フューズ」はマルチタッチ、ハプティック、3次元グラフィックなどをひとつにまとめたタッチスクリーン。2本の指で画面の大きさを調節するマルチタッチ機能と、端末機を傾けてカーソルを調整する機能などを持っている。画面がある端末機の表だけでなく、裏面に指を当ててカーソルを動かすことが可能だ。指が画面に近づけば指が触れてなくてもアイコンが反応する。


ティアナン社長は、「マイクロソフトのウィンドウズモバイルはもちろん、グーグルのアンドロイドやノキアのシンビアンのようなモバイル用基本ソフト(OS)にも使える。来年からフューズを採用した多様な端末が出てくるだろう」と話している。

三星とLGは来年から使用方法が煩雑なウインドウズモバイルに代わり、アンドロイドに力を入れる方針だ。タッチ方式も従来の感圧式から静電式中心に変える。押さえる圧力に反応する感圧式は精密な調整が可能だが、指の静電気を感知して作動する静電式のソフトなタッチ感を実現するのが難しい。しかし静電式を採用してもマルチタッチはアップルの特許権のため好きに使うことができない。こうした状況で競争力のあるマルチタッチソリューションを端末機に搭載できればiPhoneなど競合スマートフォンと肩を並べられるようになる。ティアナン社長は「15年にわたり関連技術を開発し、アップルなどに提供してきたため、特許問題はそれほど障害にはならない」と述べた。

米カリフォルニア州サンタクララに本社を多くシナプティクスは1986年に設立されたヒューマンインターフェースソリューションの専門会社。代表的な製品が多くのノートパソコンに搭載されているタッチパッドだ。ティアナン社長は「ノートパソコン用タッチパッド市場の60%、携帯電話用タッチスクリーン市場の70%が自社製品だ」と話す。日本・スイスなど8カ国に支社を置くが、従業員数は500人にすぎない典型的な開発メーカーだ。製品生産は韓国・台湾などの協力メーカーで行う。シナプティクスは今年韓国支社にデザインセンターを開設した。ティアナン社長は「顧客企業と製品設計段階から協力が必要で、10人余りを選抜して本社で教育を受けている。来年に本格運営に入る予定だ。





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