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【社説】双竜車、これが最後の回生機会だ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 法定管理(日本の会社更生法に相当)中の双竜(サンヨン)自動車の回生計画案が17日、裁判所に認可された。 最大債権者である海外投資者の反対のため債権団表決で否決されたが、裁判所は双竜車の回生案に対して強制認可を決定した。 裁判所は双竜車役職員の自救努力と回生意志が明らかである点、清算した場合は大量失業とともに協力会社の連鎖倒産など社会経済的な影響が大きいという点を勘案し、このように決定したという。 各種の厳しい条件にもかかわらず、双竜車が起死回生できる最後のチャンスを与えたのだ。

われわれは、双竜車労組が回生の前提条件である人員削減に反対し、5月から77日間繰り広げたストライキが双竜車をどのようにがけっぷちに追い込んだかをはっきりと記憶している。 それによる生産への支障、自救努力の遅延にもかかわらず、裁判所はもう一度双竜車に再起の門を開いた。 しかしその門を通過したからといって双竜自動車の生存が保障されるわけではない。 今後解決すべき数多くの難関の最初の関門を越えただけだ。 双竜車の経営が正常化するには、まず減資を通して資本蚕食から抜け出さなければならず、最終的には経営の責任を負う新しい買収者を探さなければならない。 前途は険しい。

激しい競争体制に突入した世界自動車市場で、双竜車のような小規模企業が自力で生き残るのは容易でない。 有力な企業に編入されたり、高度な競争力を備えた特化企業になることが、現在としては考えられる代案だ。 しかしここでも重要な前提条件がまず満たされなければならない。 資本主がうらやましがるほどの技術力と生産性を備えていることを双竜車が自ら立証しなければならないだろう。 幸い、スト以降、双竜車の生産性が向上し、販売実績が予想目標を超えるなど希望が一つずつ見えてきている。


しかしそれだけでは国際的な競争力を備えたと認められない。 双竜車の役職員のより大きな奮発が求められる理由だ。 双竜車は今後、技術開発と生産性向上にまい進し、回生の最後のチャンスを生かさなければならない。



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