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女優たちが時代劇に目を向けている。
来年初めからスタートする予定のドラマのうち、時代劇はMBCテレビ(文化放送)の「同伊」(トンイ)、KBSテレビ(韓国放送公社)の「名家」、SBSテレビ(ソウル放送)の「済衆院」(チェジュンウォン)の3編。
KBSは「名家」の後続として「巨商金万徳(キム・マンドク)」と「李会栄(イ・フェヨン)」などほかの時代劇も準備中だ。こうした時代劇のブームに合わせて、トップ女優らが時代劇に出演するケースも自然に増えている。
「同伊」はハン・ヒョジュ、「済衆院」はハン・ヘジン、「名家」はハン・ゴウンをそれぞれキャスティングした。「巨商金万徳」にもイ・ミヨンとパク・ソルミの出演が確定した状況だ。
韓流スターへのステップに
時代劇は現代劇に比べて難しい作業と言える。準備期間や撮影期間も倍以上長く厳しい。撮影の度に衣装を確認し、演技のトーンも変化させていかねばならない。万一でも失敗すれば演技力をめぐる問題にも巻き込まれやすい。「時代劇専門俳優」というイメージが固まって現代劇へのキャスティングの提案が一次的に途絶えるケースもある。
それにもかかわらず最近、女優たちが時代劇に総力をあげる理由は何か。ひとまず優秀な前作の成功による。代表的な作品は「宮廷女官チャングムの誓い」(原題:「大長今」)。「女人天下」が男性俳優を中心に展開された時代劇のトレンドを変えたとすれば、「宮廷女官チャングムの誓い」は女優の存在感を浮上させたドラマだ。
イ・ヨンエは同作品の人気に支えられ、国内外でトップ女優に成長できた。時代劇は韓流スターへ向かうステップになる点から、多くの女優が狙う分野でもある。実際、イ・ヨンエとハン・ヘジンが海外のファンを持つことになったのは「宮廷女官チャングムの誓い」と「朱蒙(チュモン)」のおかげだった。
「善徳(ソンドク)女王」のミシル役(コ・ヒョンジョン)のように、もう黄真伊(ファン・ジニ これまでの時代劇の中で、主体的な生き方をする女性の典型とされた人物)に頼ることなく、「カリスマのある演技」を披露できるようになったのも、最近、時代劇の影響力が拡大した結果だ。
「済衆院」のキム・ヨンソプチーフプロデューサーは「かつては男性中心の時代劇が多かったが、このところは主な視聴者の中年女性を視野に入れる傾向だ」と話している。
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