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「北朝鮮武器」輸送機ミステリー (2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
輸送機中、箱に「K100」と書かれている点も注目される。ニューヨークタイムズはミサイル専門家チャールズ・ビッグ氏の言葉を引用し、この物体が空中早期警報統制機(AWACS)をとらえるロシア製ミサイルK-100であるかもしれないと伝えた。ビッグは「単純な推定」を前提に、この箱の中のミサイルの長さと半径がK-100と一致するようだと分析した。彼はそれとともに、この箱は小さなロケットをつないで載せることができたかもしれないと話した。

タイを中間給油地に選んだのも謎だ。北朝鮮が直接武器取引に出たのなら保安のため、タイと接した親北朝鮮性向のミャンマーを利用する方がずっと有利だったはずだ。それでも敢えて米国と軍事的紐帯が強いタイを寄着地に選んだのは納得がいかない部分だ。今回の輸送機がタイを経由地にして3、4回飛行したことが明らかになった点は、北朝鮮がタイを航空機武器輸出の新しい給油拠点にしようとした可能性を示唆することもできる。

◆K-100=ロシアとインドが使う空対空ミサイル。空中早期警報統制機(AWACS)を撃墜するのに卓越した性能を見せ「AWACS キラー」として通じる。長さ6メートル、幅40センチで、射程距離は300~400キロにのぼる。ロシアとインド空軍でスホイ(Su)などの戦闘機に搭載して運用中だ。

「北朝鮮武器」輸送機ミステリー (1)

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