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4大河川支援事業敷地で重要遺跡が発掘された。洛東江(ナクトンガン)圏域敷地である慶南梁山曽山里勿禁邑(キョンナム・ヤンサン・チュンサンリ・ムルクムウプ)一円で朝鮮時代に川の氾濫を防ぐために築いた川の堤防「黄山堰」が、725メートルほど確認された。文化財庁発掘製図課シン・ヒグォン学芸研究官は「これまで百済碧骨池、義林池などの堤堰は発掘されたことがあったが、川辺に沿って作られたのは初めて」と述べた。
川の土手は砂土で形態を作った後、石を載せて基礎骨格を作り、粘土をかぶせたものと推定される。洛東江が流れる方向と同じ方向に築造された川の土手の内側では建物址と陶器片、日暈底碗青磁片、「長」の字が墨書で書かれた粉青沙器鉢片などの遺物も出土された。黄山堰は洛東江の氾濫から当時の交通・物流の中心地だった黄山駅の駅站施設と馬位畓(役馬を飼育するために支給した土地)を保護するために築いた堤防だと推定される。朝鮮王朝実録には正祖(チョンジョ)16年(1792)梁山地域に分布する提言は邑堰・黄山堰・島堰3カ所があり、水害で被害を受けたという記録がある。黄山堰は古地図「梁山郡邑地図」と「梁山邑誌」にも見られる。大邱・韓医大学観光レジャー学科キム・セギ教授は「朝鮮時代も大規模土木工事技術が必要な川の堤を造成した事例は多くない」とし「伽揶と新羅の境界を成した勿禁地域が朝鮮時代まで地政学的に重要な所だったことを確認させてくれる遺跡だ」と説明した。
今回発掘された区間は、生態公園と住民散策路などに造成される計画だった。文化財委員たちは9日行われた発掘現場指導委員会で事業計画を一部修正し、歴史公園化する案を提案した。
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