ソウル市が「光化門（クァンファンムン）広場に対する批判を積極的に受け入れる」と明らかにした。

ソウル市の金永杰（キム・ヨンゴル）均衡発展本部長は８日、「来年、市民と専門家が共同で参加する討論会で意見を積極的に聞き入れ、‘光化門広場の運営基本方向’を定める」と述べた。討論会で重点的に扱われる事項は「光化門広場のアイデンティティー確立案」だ。

ソウル市の関係者は「ろうそくデモのような大規模集会の時にデモ隊が広場を獲得できないようにさまざまな施設を設置したところ、本来の趣旨から外れた側面が出てきている」とし「すべての施設をなくすことはできないが、歴史的な空間として再配置する必要はあると考える」と話した。


以下は金永杰本部長との一問一答。

－－世宗大王の銅像が権威的で、景福宮（キョンボククン）と北岳山（ブッガクサン）の眺望を妨げているという指摘がある。

「銅像の前から見れば眺望の一部が隠れるが、銅像の後ろからは開かれた自然景観が見える。考証を通して原形に近い形で制作するのが歴史的に重要だと考えた」

－－一つの広場に２個の銅像が配置され、調和がとれていないという意見がある。

「各界の専門家２４人で構成された銅像委員会から、世宗大王の銅像の設置が必要だという意見が出てきた。世論調査も行った」

－－日よけなど設置物が多過ぎるようだ。

「陰に座って休める場所を求める声があったので設置した。広場として余白の美を生かしながら合理的に運営する案を用意する」

－－フラワーカーペットにも否定的な意見が多い。アイスリンクは必要なのか。

「よい見どころになると判断した。アイスリンクは市民に冬を楽しむ機会を提供するソウル市の代表的な事業だ」

－－イベントに広場を提供しているという批判がある。

「スノーボード大会はＥＳＰＮなど世界的スポーツチャンネルを通して１００カ国以上に中継されるので、ソウルを広報する効果が大きい」



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