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一般の携帯電話に無線インターネット機能を搭載した「ハイブリッド」端末機が人気だ。海外では数百万台が売れる製品もあるほどだ。これまで無線インターネットに目を向けていなかった国内の携帯電話キャリアもハイブリッド端末機を相次いで発売する動きを見せている。
三星(サムスン)電子は普及型フルタッチフォン「コビ」に無線インターネット機能を搭載し海外で再発売する予定だと明らかにした。コビは若者層をターゲットに世界で300万台以上売れた。これに「Wi-Hi」と呼ばれる無線インターネット機能を追加するのは、フェイスブックやツイッターなどのようなソーシャル・ネットワーキング・サービスを頻繁に使う人を念頭に置いたためだ。無線インターネットが使えるところで文字メッセージ料金の負担なくSNSを楽しむことができる。
国内の端末機業界がスマートフォンではなく一般電話に無線インターネット機能を搭載したのは今回が初めてではない。三星電子がグローバル戦略モデルとして上半期に出した「ジェットフォン」にもこの機能があった。スマートフォンの代わりに従来の携帯電話の使い慣れたユーザーインターフェースを維持し、無線でインターネットに接続して電子メールや地図、コンテンツダウンロードなどができた。6月の発売に先立ち、予約だけで200万台以上集まるほど大きな関心を集めた。
無線インターネット機能があるLG電子の「アリーナ」も100万台以上売れた。こうした製品もこれまで国内市場では無線インターネット機能を省いていた。ジェットフォンの国内向けモデルの「ハプティックAMOLED」はもちろん、国内用「アリーナ」も無線インターネット機能を外す代わりにDMB機能を盛り込んだ。国内のキャリアが「無線インターネットよりDMBを使う客がはるかに多い」と仕様変更を要求していたためだ。
しかし市場が代わっている。最近のアップルのiPhoneの韓国上陸でブームが起きたのを契機に無線インターネットへの関心も高まっているためだ。KTFを6月に合併したKTが最も積極的だ。同社は下半期に入り無線インターネットができる携帯電話端末機で、価格の安いインターネット電話(VoIP)を使えるようにした有無線統合サービスを出した。すでにハイブリッド端末機の「エバーマジックデュオ」を発売している、製造会社も国内市場に注目している。三星電子のキム・ジョンイン常務は「来年にデル一般携帯電話にも無線LANを搭載する予定だ」と話している。
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