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ロス行き中国産偽造ブランド品、仁川空港で国籍変えて摘発

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

仁川空港本部税関が摘発した中国産コピーブランド財布。コピー時計、かばん、財布の現価は240億ウォン分に達した。(写真=仁川空港本部税関提供)



5月、韓国系アメリカ人のカン某容疑者(36)は中国の通関ブローカー李某容疑者(39)さん中国産偽造ブランド品240億ウォン分(本物換算基準)を中国上海から仁川空港に持ちこんだ。最終目的地は米国ロサンゼルス空港だった。カン容疑者はまた別の通関ブローカーA容疑者(51)の助けで船積み書類を偽造し、仁川空港に待機中の物品が、まるで韓国で生産されたもののようになった。中国産偽造ブランド品を韓国産製品と欺いて最終目的地である米国の通関を容易にさせようとする計算だった。これらはソウル東大門区所在のペーパーカンパニーまで作り、送荷人(物品を送る人)に偽装した。しかしこれらは仁川空港本部税関の捜査網にかかった。韓国メーカーの所在地が存在しない点をあやしく思い、空港税関側が調査に乗り出して偽造ブランド品を摘発したのだ。


仁川空港本部税関(税関長イ・デボク)は4日「中国産偽造ブランド品の船積み地を韓国と偽造して米国に搬出しようとした容疑(商標法違反)で、イ某容疑者ら2人を書類送検し、逃亡したカン某容疑者を指名手配した」と明らかにした。摘発された物品は16ブランド29種4304点で、2001年仁川空港開港以来という最大規模だ。ローレックスやカルティエなどニセブランド腕時計とコーチ、グッチなどニセブランドかばんに財布、数千億ウォン台の偽造ブランド品を作るための有名商標金属ラベル6万点も含まれていた。

空港税関リュ・ゴンピョン調査チーム長は「米国との国際捜査協力と配送履歴追跡などを通じて大型コピー名品輸出組職を摘発した」とし「摘発物品は米国国内の偽造ブランド品製造・販売組職に供給しようとしたことがわかった」と説明した。これらは中国産製品より韓国産製品の方が米国税関の取り締まりを避けやすく、国内で積み替えた貨物に対する取り締まりはずさんだという点を狙ったことがわかった。リュチーム長は「ニセブランド品を購入しようとする業者と、余罪について捜査を続けている」とし「不法積み替え物品に対する取り締まりを強化する」と述べた。



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