◇韓中の成長動力重なる、5年後に備えるべき
こうした結果は、中国政府が着実に進めてきた自主革新戦略の結果だ。外資企業から受けた技術移転の効果でもある。
ソウル大のイ・グン教授は「中国企業が韓国企業よりも速いペースで成長している。これは中国が広大な市場を開いて技術移転を受ける戦略を使用しているため可能」とし「韓国と台湾はこうした戦略を使いたくてもできない」と述べた。
広い市場を持つ中国が有利な立場を占めているということだ。中国市場は世界最大規模を誇る。中国の人口13億人のうち購買力を持つ中産層は4-7%で、その数は4000万-9000万人にのぼる。購買力を持つ中産層が韓国の総人口より多いということだ。中国市場が世界的に注目されるのはこのためだ。
問題は、中国の技術力が発展するほどグローバル市場での韓中競争がさらに激しくなるという点だ。従来の消費財産業はもちろん、資本財、部品素材、さらには先端産業でも真剣勝負が繰り広げられるというのが経済専門家らの話だ。造船・鉄鋼・海運・電機電子部門ではすでに韓中競争に火がついている。
ハン・グァンス教授は「中国の産業別追撃速度は非常に速い。この前まで7年の差があるといわれていた造船業もすでに追いつかれている」と述べた。ハン教授は「中国にはまだ三星・LGなどグローバル企業がないが、数年以内に誕生する可能性がある」と話した。
産業研究院のイ・ムンヒョン研究委員は「5年後に韓中経済地図が完全に変わった形で描かれる可能性も排除できない」と警告した。フランス投資銀行BNPバリバは最近、「中国は10年後には米国を超えるだろう」と予想し「消費・医療・科学・自動車などの分野で無限の潜在力を持っている」と分析した。
あいにく韓国と中国の次世代産業は重なる。国内の研究所はこのため不安を表わしている。三星(サムスン)経済研究所は報告書「2010年の韓国企業の5大不安要因と対策」で、「中国企業は政府の全幅的な支援の中で技術力を高め、世界の強者に浮上している。韓国経済が疾走する中国と切歯腐心する日本の間で再び危機を迎えるだろう」と予想した。技術力でも中国に抜かれる可能性があるという警告メッセージだ。
カン・ソクフン誠信女子大教授(経済学)は「今後、私たちが解決すべき課題の一つは、快速疾走する中国行き列車に賢く乗ること」と述べた。
かといっておじけづく必要はない。中国が走れば韓国は飛べばいい。
シンガポール国立大のシン・ジャンソプ教授(経済学)は「日本と中国の間で力を失うという悲観的な見方があるが、そういう観点で見ると、サンドイッチに挟まれない国がいくつあるだろうか」と語った。競争で生き残れるかどうかがカギであり、環境は重要でないということだ。
イ・ムンヒョン研究委員も「中国が(韓国を)速いペースで追撃しているが、限界が少なくないのも事実。私たちが緊張を緩めなければいくらでも対抗できる」と述べた。
そうだ。恐れ過ぎると負けるということだ。まだ一歩リードしているのは韓国であり、中国は追撃者にすぎない。
大陸黄砂風が韓半島を襲う(1)
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こうした結果は、中国政府が着実に進めてきた自主革新戦略の結果だ。外資企業から受けた技術移転の効果でもある。
ソウル大のイ・グン教授は「中国企業が韓国企業よりも速いペースで成長している。これは中国が広大な市場を開いて技術移転を受ける戦略を使用しているため可能」とし「韓国と台湾はこうした戦略を使いたくてもできない」と述べた。
広い市場を持つ中国が有利な立場を占めているということだ。中国市場は世界最大規模を誇る。中国の人口13億人のうち購買力を持つ中産層は4-7%で、その数は4000万-9000万人にのぼる。購買力を持つ中産層が韓国の総人口より多いということだ。中国市場が世界的に注目されるのはこのためだ。
問題は、中国の技術力が発展するほどグローバル市場での韓中競争がさらに激しくなるという点だ。従来の消費財産業はもちろん、資本財、部品素材、さらには先端産業でも真剣勝負が繰り広げられるというのが経済専門家らの話だ。造船・鉄鋼・海運・電機電子部門ではすでに韓中競争に火がついている。
ハン・グァンス教授は「中国の産業別追撃速度は非常に速い。この前まで7年の差があるといわれていた造船業もすでに追いつかれている」と述べた。ハン教授は「中国にはまだ三星・LGなどグローバル企業がないが、数年以内に誕生する可能性がある」と話した。
産業研究院のイ・ムンヒョン研究委員は「5年後に韓中経済地図が完全に変わった形で描かれる可能性も排除できない」と警告した。フランス投資銀行BNPバリバは最近、「中国は10年後には米国を超えるだろう」と予想し「消費・医療・科学・自動車などの分野で無限の潜在力を持っている」と分析した。
あいにく韓国と中国の次世代産業は重なる。国内の研究所はこのため不安を表わしている。三星(サムスン)経済研究所は報告書「2010年の韓国企業の5大不安要因と対策」で、「中国企業は政府の全幅的な支援の中で技術力を高め、世界の強者に浮上している。韓国経済が疾走する中国と切歯腐心する日本の間で再び危機を迎えるだろう」と予想した。技術力でも中国に抜かれる可能性があるという警告メッセージだ。
カン・ソクフン誠信女子大教授(経済学)は「今後、私たちが解決すべき課題の一つは、快速疾走する中国行き列車に賢く乗ること」と述べた。
かといっておじけづく必要はない。中国が走れば韓国は飛べばいい。
シンガポール国立大のシン・ジャンソプ教授(経済学)は「日本と中国の間で力を失うという悲観的な見方があるが、そういう観点で見ると、サンドイッチに挟まれない国がいくつあるだろうか」と語った。競争で生き残れるかどうかがカギであり、環境は重要でないということだ。
イ・ムンヒョン研究委員も「中国が(韓国を)速いペースで追撃しているが、限界が少なくないのも事実。私たちが緊張を緩めなければいくらでも対抗できる」と述べた。
そうだ。恐れ過ぎると負けるということだ。まだ一歩リードしているのは韓国であり、中国は追撃者にすぎない。
大陸黄砂風が韓半島を襲う(1)
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