トヨタ・GMにもない技術で韓国を脅かす中国
中国大陸の黄砂風が強い。韓半島をすっかり黄色く染める勢いだ。国家の全幅的技術・人材育成政策を背負う中国企業は‘最先端技術’で重武装している。海外人材は次々と帰国し、中国の先端産業を率いる。
中国が韓国造船の‘10年牙城’を崩したのは決して異変ではない。「5年後には韓中経済地図が完全に変わる」という見方もある。中国の追撃に対抗して韓国は何を準備しなければならないのか。中国発の警告灯がつき、韓国の悩みは深まる。
◇ 「世界の工場」からの脱皮を目指す中国
中国が05年に初めて建造したLNG船。この会社は電気自動車メーカーだ。今年、電気だけを使って400キロ走行する自動車(E6)を開発し、世界を驚かせた。この技術はトヨタ・GMなどグローバル自動車メーカーにもない。
中国の大躍進、その本質には技術力がある。中国が巨大な黄砂風を起こす。影響圏にある韓国は苦しい。何よりも量的成長が著しい。今年1-9月に世界最大の輸出額を記録した国は断然中国(8467億ドル)だ。日本(4057億ドル)の2倍、韓国(2601億ドル)の3倍の金額だ。
貿易収支黒字でも中国は1363億ドルで1位になった。韓国は301億ドルにとどまった。これは株価が上昇していた日本の1986年水準だ。高い成長率も続いている。過去10年間、中国の年平均経済成長率は9.9%。過去に前例のない不況を迎えた今年も9%に近い成長率が見込まれている。中国が自力で達成したと評価される理由だ。中国の疾走はまだ続く。量的成長から抜け出し、質的成長を目指している。
産業研究院のシン・テヨン研究委員は昨年、報告書「中国の成長類型の転換と外国人投資環境の変化」で、「1950年の新中国樹立後、中国は‘無から有’を創造し、最近は‘小から大への転換’に成功した」とし「今では質的成長を通して‘強い国’に生まれ変わるというのが中国の目標」と分析した。
中国の質的成長戦略はすでに始まっている。研究開発投資の比率を毎年増やしているのが端的な事例だ。05年以降、年平均20%近く増えている。同じ期間の米国・日本・欧州連合(EU)の増加率(4-5%)に比べ最大4倍ほど高い。
‘海帰’戦略も強い中国を後押ししている。この戦略は高付加価値技術を増進するために、海外留学生を帰国させて活用することだ。中国政府は2010年までに20万人の‘海帰’組を誘致し、研究開発部門を国際レベルに高めると明らかにした。このための破格的な支援はもちろん、研究施設の提供も約束している。地方政府の努力も目を引く。
大陸黄砂風が韓半島を襲う(2)
|
中国大陸の黄砂風が強い。韓半島をすっかり黄色く染める勢いだ。国家の全幅的技術・人材育成政策を背負う中国企業は‘最先端技術’で重武装している。海外人材は次々と帰国し、中国の先端産業を率いる。
中国が韓国造船の‘10年牙城’を崩したのは決して異変ではない。「5年後には韓中経済地図が完全に変わる」という見方もある。中国の追撃に対抗して韓国は何を準備しなければならないのか。中国発の警告灯がつき、韓国の悩みは深まる。
◇ 「世界の工場」からの脱皮を目指す中国
中国が05年に初めて建造したLNG船。この会社は電気自動車メーカーだ。今年、電気だけを使って400キロ走行する自動車(E6)を開発し、世界を驚かせた。この技術はトヨタ・GMなどグローバル自動車メーカーにもない。
中国の大躍進、その本質には技術力がある。中国が巨大な黄砂風を起こす。影響圏にある韓国は苦しい。何よりも量的成長が著しい。今年1-9月に世界最大の輸出額を記録した国は断然中国(8467億ドル)だ。日本(4057億ドル)の2倍、韓国(2601億ドル)の3倍の金額だ。
貿易収支黒字でも中国は1363億ドルで1位になった。韓国は301億ドルにとどまった。これは株価が上昇していた日本の1986年水準だ。高い成長率も続いている。過去10年間、中国の年平均経済成長率は9.9%。過去に前例のない不況を迎えた今年も9%に近い成長率が見込まれている。中国が自力で達成したと評価される理由だ。中国の疾走はまだ続く。量的成長から抜け出し、質的成長を目指している。
産業研究院のシン・テヨン研究委員は昨年、報告書「中国の成長類型の転換と外国人投資環境の変化」で、「1950年の新中国樹立後、中国は‘無から有’を創造し、最近は‘小から大への転換’に成功した」とし「今では質的成長を通して‘強い国’に生まれ変わるというのが中国の目標」と分析した。
中国の質的成長戦略はすでに始まっている。研究開発投資の比率を毎年増やしているのが端的な事例だ。05年以降、年平均20%近く増えている。同じ期間の米国・日本・欧州連合(EU)の増加率(4-5%)に比べ最大4倍ほど高い。
‘海帰’戦略も強い中国を後押ししている。この戦略は高付加価値技術を増進するために、海外留学生を帰国させて活用することだ。中国政府は2010年までに20万人の‘海帰’組を誘致し、研究開発部門を国際レベルに高めると明らかにした。このための破格的な支援はもちろん、研究施設の提供も約束している。地方政府の努力も目を引く。
大陸黄砂風が韓半島を襲う(2)
この記事を読んで…