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女優コ・ヒョンジョンにとって今年は最高の年だ。
今年最高のドラマ「善徳(ソンドク)女王」のミシル役で、ほかに類を見ないカリスマをアピールした。善と悪、欲望と大義が共存する、前例のない女傑キャラクターだった。
2回目となるホン・サンス監督の作品「知りもしないくせに」では図々しい女の典型を披露した。10日に公開する「女優たち」(監督:イ・ジェヨン)はコ・ヒョンジョンを改めて刻印させる映画だといえる。6人の女優が雑誌画報の撮影に臨む1日を通じて、華麗なスターの裏面に隠された嫉妬、欲望、不安など俳優の素顔を見せてくれる。
ユン・ヨジョン、イ・ミスク、コ・ヒョンジョン、チェ・ジウ、キム・ミンヒ、キム・オクピンら6人の女優が劇中、実名で登場する。一種のリアリティーショーのような映画で、女優らはフィクションとノンフィクションの間を絶妙に行き来する。劇中、年下の恋人をもつバツイチの女性を演じたコ・ヒョンジョンは、後輩のチェ・ジウに喧嘩を売ったり、離婚についての本音を打ち明ける途中、むっとしたりする。1日、ソウル江南(カンナム)のカフェでコ・ヒョンジョンに会った。
--映画に出演したきっかけは。
「元々知り合いだったイ・ジェヨン監督と話す途中、即興的に出演が決まった。男優たちは野球チームまであるのに、なぜ女優たちは集まらないのかと言われ、“女優も可能だ。私もできる”と話したことから始まった。普段の自分の姿が多く投影された。くだらないことにかっとなる性格などだ」。
--台本はどうやって作られたか。
「監督の原案に、女優たちの考えや周辺の多様なエピソードが付け加えられた。たとえば、劇中キム・オクピンが私のことを“先生”と呼ぶと“私は先生じゃない”と不機嫌になるシーンがあるが、実際にある先輩の逸話だ。また、イ・ミスクさんが離婚前の私に“言うべきものは言いなさい”とアドバイスしたというエピソードは、実際にイ・ミスクさんが私に言ってくれた言葉だ」。
コ・ヒョンジョン「図々しくてかっとなる…私も中年女性?」(2)
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