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国会環境労働委員会で1日、「魚ロボット」をめぐる議論が起こった。李明博(イ・ミョンバク)大統領が先月27日に「大統領との対話」で魚ロボットが水質を監視する内容の動画を示しながら、「韓国の水質管理技術は世界最高であり、4大河川問題で水質が悪化するという話は正しくない」と述べたことに対し、与野党の議員が問題を提起したためだ。
議員らは環境部の李万儀(イ・マンウィ)長官を相手に、魚ロボットの実効性に関して集中的に質問を浴びせた。民主党の金相姫(キム・サンヒ)議員は「魚ロボットは英国の大学で海洋汚染に備えて研究しているもので、まだ水槽の外での現場検証もされていない。李大統領が韓国の技術が発達し水質汚染を防止できると言ったのは国民を欺瞞したもの」と述べた。同党の金才允(キム・ジェユン)議員は「魚ロボットの大きさは1.5メートルに上る。魚がロボットを見て驚きストレスを受ければむしろ環境破壊になる」と主張した。
与党ハンナラ党の車明進(チャ・ミョンジン)議員も加勢した。車議員は「大統領が魚ロボットについて野心を持って話したが、まともに動くか気になる。環境部長官は大統領の発言後にこの問題について研究すべきだった」と指摘した。これに対し李長官は「4大河川再生推進本部が魚ロボットについて知識経済部と協議し、可能であれば魚ロボットを導入しようと思う」と答弁した。
「大統領との対話」で紹介された魚型水質検査ロボットは英国と日本で産業用として開発されており、韓国ではまだ開発できていない。魚ロボットは超小型センサーで水中の汚染物質を探知して信号を送る方式で汚染を監視する。
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