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黙認し合う違法コピー…SW後進国へ行く道(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



先月20日、ソウル竜山(ヨンサン)電子商店街で、任天堂DS(携帯用ゲーム機)用漢字学習ソフトウェア(SW)「魔法千字文」を探していると、店員は2ギカバイト(GB))容量の違法コピーチップを見せてきた。

この店員は「チップ価格3万ウォン(約2300円)に2万ウォンを追加すれば、希望のゲーム50個を付ける」と話してきた。


正規商品チップ2個の価格にもならない金額で違法コピーゲーム数十個(100万ウォン分以上)が手に入るのだ。販売者らは「外国で合法的に開発した正規商品」と強調するが、裁判所が違法と判決した製品だ。

07年に国内に登場した任天堂DSは今年上半期まで250万台以上売れた。これに対して使用者の多くが楽しむ人気ゲーム「ニュースーパーマリオブラザーズ」は45万枚、「ニンテンドッグス」は30万枚の販売にとどまった。匿名を求めた任天堂コリアの関係者は「残り200万台以上のゲーム機の相当数には違法ゲームが使われているとみている」と話した。

同じ日、ソウル大峙洞(テチドン)にある韓国ソフトウェア著作権協会(SPC)の違法SWモニター管制室。ここでは一日24時間、国内主要インターネットサイトで違法流通するSW現場を摘発している。この日もSPCは違法プログラムが載せられた該当サイトに対し、摘発SWの削除要請をするのに忙しかった。

キム・テイクAP(著作権違反対応)チーム長は「違法SWを自動で捜し出すプログラムが休む間もなくサイバー空間を駆け回る」と語った。キム・チーム長は「以前はPC商店街などオフラインで違法SWを取り締まっていたが、最近はほとんどオンラインを通して流通し、摘発件数が急増している」と伝えた。

「インターネット強国」は必ずしも良いことばかりではない。オンライン違法コピーの誘惑に駆られて‘SW後進国’につながる。任天堂のゲームやハングルのワードプロセッサーなど人気SWは、インターネットサイトに入ればもっと簡単にを入手できる。

成均館大の李海完(イ・ヘワン)教授(法学)は「超高速インターネットが発達した韓国で無分別なコンテンツ違法コピーを放置すれば、創作者が報酬を受けられず、開発意欲を失うことになる」と強調した。



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