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◇二日酔いが問題…発酵過程で生じる
マッコリのアルコール度数は6-7%。 韓国人で人気の5種類の酒のうち、ビール(4.5%)よりやや高いが、ワイン(12%)、焼酎(25%)、ウイスキー(43%)より低い。 かなり飲みやすい酒だ。
しかし二日酔いするという点がマッコリのグローバル化の最大の障害となっている。嶺南(ヨンナム)大食品加工学科のイ・ジョンギ教授は「マッコリやワインなどの穀酒・果実酒は焼酎やウイスキーなど稀釈酒・蒸留酒に比べて二日酔いしやすい」とし「発酵菌株に雑菌が混ざっていることがあり、発酵する時に二日酔いする成分が生成されることがあるため」と指摘した。マッコリは製造会社によって二日酔いの程度に大きな差があると知られている。
◇「ワイン=ヘルシー酒」のように深い研究が必要
マッコリはキムチ・清麹醤・味噌・コチュジャン・醤油・塩辛などとともに韓国の代表的な発酵食品だ。 しかしウェルビーイング効果に対する研究は初期段階にすぎない。
新羅大学食品栄養学科のペ・ソンジャ教授はマッコリのがん細胞成長抑制・血圧降下・抗酸化(有害酸素除去)効果などを明らかにした。 またキム・ミヒャン教授はマッコリがコレステロール数値を低め、肝機能の改善に有益だと発表した。
しかしまだ初期研究段階だ。 マッコリの肝機能改善効果を明らかにした研究の場合、マッコリからアルコールを除いた後、これを更年期の女性に提供した結果だ。 したがって「マッコリ=坑がん酒またはコレステロール低減酒」と等式化するのには無理がある。
マッコリのウェルビーイング成分が具体的に何かもよく分かっていない。 これは、レスベラトロールという抗酸化成分(ポリフェノールの一種)を見つけた後、これを大々的に広報中のワイン業界とは対照的だ。
キム・ミギャン教授は「マッコリのたんぱく質成分のペプチドと糖脂質」を、イ・ジョンギ教授は「生マッコリに含まれていた乳酸菌」をマッコリの健康成分と推定した。 乳酸菌は熱処理したマッコリにはない。 ペ・ソンジャ教授はマッコリに含まれた物質がメラニンの生成を抑制し、皮膚の美白を役立つと期待している。
栄養高くカロリー低いマッコリ、「健康損益計算書」プラス(1)
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