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「バッシングばかりされた不幸な大統領」故盧前大統領の回顧録

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「私は“分配”はきちんと進めることすらできなかったのに、“分配政府”とバッシングばかりされた不幸な大統領だった」――。

故盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が昨年2月の退任以後、今年5月逝去する直前まで執筆した自筆の原稿と肉声の記録をまとめた本「進歩の未来」が25日、盧武鉉財団により出版された。同書で盧前大統領は「マスコミと大衆的な雰囲気に押されて、せいぜい税金の引き下げしか行えなかった」とし、こうした考えを示した。

盧前大統領は「ダライ・ラマ14世の訪韓を受け入れられず、イラクに派兵するなど国家的利益という名の下、私が語る“道理に合わないこと”をしてしまった」と回顧した。続いて「ある人は李明博(イ・ミョンバク)政権が経済をダメにしたと話すが、私はそう思わない」とした上で「米経済が破綻(はたん)し、世界経済が不幸に陥った結果」と指摘した。


盧氏は「進歩派の政治勢力から“盧武鉉は失敗した”といわれるが、“あなた方はいったい何をしたのか”と尋ねたい」とした後「(自分らは)何もできなかったくせに、私に全国の責任を取れなかったからといって叱れるものか」と問い返した。労働組合についても「我々が見ても無鉄砲な要求をし、無策のまま戦うから結局は金大中(キム・デジュン)、盧武鉉まで労組とは敵になってしまった」と批判した。



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