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英ケンブリッジ大の張夏準(チャン・ハジュン)教授(経済学)はダブルディップ(二番底)という言葉を使うのをためらった。「ダブルディップの可能性はあるが、政策をうまく使えば徐々に回復する可能性もあり…」。張教授が確率が高いと見るシナリオは、1990年代の日本型長期不況だった。
張教授は左派と右派、どちらか一方に分類しにくい経済学者だ。24日の記者懇談会では、企業支配構造の改善、4大河川整備事業、世宗(セジョン)市計画など国内懸案に対する質問が多数出てきた。張教授の回答は進歩と保守の境界を行き来した。
--資産市場にバブルがあるというが、解決方法は。
「米国政府は金融を緩めて余裕を持たせたが、資本市場に対する規制は強化できなかった。最初のボタンを掛け違えたのだ。今からでも政策を変えなければならない。不動産担保貸し出し比率を調整し、救済を受けた金融機関の利益に適切に課税する必要がある」
--米国の消費はいつごろ回復しそうか。
「当分は危機以前の水準を回復するのは難しい。米国で失業者がずっと増加しているうえ、金融危機前から負債が多かったため、負債をさらに増やす余力がない。中国の消費が増えればよいが、言葉で言うほどやさしい問題ではない。世界経済は1990年代の日本のように進む可能性が高い」
【クローズアップ】「世界経済回復は容易でない…90年代日本型長期不況も」(2)
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