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23日、李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日中アフリカからの来客を迎えるのに慌ただしかった。午前はアブドゥライ・ワッド・セネガル大統領と首脳会談を行い、午後にはジャン・ピン・アフリカ連合(AU)執行委員長および15のアフリカ国家の外交長官たちを迎えて夕食会を主催した。そのため青瓦台では「アフリカデー」とまで言われた。これらは24日からソウルで行われる韓・アフリカフォーラムに出席するために訪韓した。
これまで韓国外交の疏外地帯に属する対アフリカ外交に政府が目を向けている。外交通商部当局者は「現政府発足3年目を迎える来年には、李大統領のアフリカ歴訪を計画している」と述べた。柳明桓(ユ・ミョンファン)外交部長官は、資源の報告と同時に未開拓市場であるアフリカを「地球村に最後の残った成長エンジン」と表現した。
◆「韓国の開発経験を学びたい」=李大統領はワッド大統領との会談で「アフリカに対する公的開発援助(ODA)を今後の3年間で2倍に拡大する」と明らかにした。韓国の対アフリカ援助は2005年4240万ドルから2008年1億710万ドルと2.5倍増えたが、これをさらに2倍に増やすという方針だ。
しかしこのような援助規模の拡大に劣らずアフリカ諸国が韓国に望むことは、援助を受けた貧困国から援助をする国になることができたノウハウの共有だ。ワッド大統領も李大統領に「韓国の経済経験を学びたい」と言った。「飲む水がなく、まともな服もなく、家もなく、健康を守ることができないだけでなく、子供たちが学校へ行くこともできない上、不潔な状況で暮らすほかない…」と貧困の6つの定義を列挙した。李大統領は「韓国も60余年前、独立してからはそのような貧困の中で生活した。韓国が今日に至るようになったところには教育の力が大きかった」とセネガルが予算の40%を教育に投資するという事実を想起させた。ワッド大統領は西アフリカ沿岸石油探査など資源開発、遠洋漁業など水産業分野協力に韓国が積極的に参画することも要請した。
「最後の成長エンジン」アフリカを捕らえよ(2)
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