韓国経済が来年５．５％成長すると予想が出てきた。世界経済の回復で輸出が回復し、民間消費と設備投資が本格的に回復するということだ。暗うつな金融危機から１年で経済がＶ字型に回復するという‘バラ色’のシナリオだ。

韓国開発研究院（ＫＤＩ）は２２日に発表した経済展望で、今年と来年の成長率をそれぞれ０．２％、５．５％と予測した。韓国経済の３大軸である輸出・消費・投資がすべて大幅に反騰すると予想され、９月初めに出した成長率予測値（今年－０．７％、来年４．２％）を上方修正したのだ。

輸出増加率は今年の－１％から来年は７．９％に、民間消費増加率は同じ期間０．４％から４．９％に高まると展望した。特に今年大きく減少した設備投資（－９．８％）が来年は１７．１％増加し、韓国経済の回復を率いると予想した。これを受け、ＫＤＩは財政赤字を縮小し、低金利基調を徐々に正常化（利上げ）していくことを求めた。


輸出現場はすでに回復に向かっている。関税庁は今月１－２０日、輸出が２２３億ドルを記録し、前年同期に比べ２８．８％増えたと明らかにした。輸出増加率がプラスに転じたのは昨年９月の金融危機発生後初めて。同じ期間、輸入（２１３億ドル）は２．１％減少した。



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