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ポスコ、トヨタの「潔癖症」に合わせて拡大鏡検査(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版



「日本を越えてこそ世界が見える」

18日、全羅南道光陽市(チョンラナムド・クァンヤンシ)ポスコ光陽製鉄所第2溶融メッキ工場に入ると、こうした文字がまず目に入った。


この工場は、ポスコが日本トヨタ自動車に納品する自動車用鋼板の最終製品を製造している。この工場の核心設備は「ジンクポット」(Zinc Pot)と呼ばれる溶融亜鉛メッキ処理設備。鋼板が入ってくると、液体形態の亜鉛でメッキする設備だ。

チョン・シヨル工場長(45)は「会社ごとに品質基準が違うが、トヨタは潔癖症レベル。長さ2キロ・幅1.2メートルの鋼板に8マイクロメートルの大きさの汚点が5つ以上あれば通過しない」と説明した。

8マイクロメートルは1000分の8ミリで、肉眼ではよく見えない大きさだ。汚点を探し出すため鋼板メッキラインにコンピューターと連結した精密カメラを設置し、モニターで見る。さらに精密な検査のために拡大鏡を使ったりもする。

自動車用鋼板は「鉄鋼の花」と呼ばれる。それだけに高度な技術が求められる。ポスコは今年初めからトヨタに鋼板を供給している。現在は月1000トン水準だ。来年は月1万トンに増やす計画だ。自動車1台に1トンほどの鋼板が使われるため1万台分となる。まだ量は多くないが、徐々に供給量を増やしていく予定だ。

自動車用鋼板輸出グループ長のソン・チャンファン氏は「自動車用鋼板は購買の特性上、一度供給すれば長期的に続く」とし「トヨタがポスコの鋼板を購入するのは優秀な品質に比べて価格が安く、信頼を築いてきたおかげ」と述べた。



ポスコ、トヨタの「潔癖症」に合わせて拡大鏡検査(2)


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